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獣医師セミナーに行ってきた

そして明大祭の2日後、今度はカワイの獣医師セミナーに行ってきました。1ヵ月も前ですね^^
テーマは『うさぎのエンリッチメントな飼い方』。食生活と飼育環境についての2部制で、それぞれアメリカの獣医師でOXBOW専属獣医ディレクターのDr. Micah Kohles(マイカー・コール)さんとエキゾチックペットクリニック院長の霍野先生がお話して下さいました。

 

「(環境)エンリッチメント」とは、wikiによると-「飼育動物の正常な行動の多様性を引き出し、異常行動を減らして、動物の福祉と健康を改善するために、飼育環境に対して行われる工夫を指す。飼育動物の福祉を向上させるもっとも強力な手段の1つとされる。」-だそうです。

ペットに限らず、檻や施設に入れられている動物は食事や命を狙われる心配をしなくても済む反面、閉ざされた狭い世界での単調な生活は程度の差はあれどストレスにもなりえます。

酷くなると壁に身体をぶつけたり、自分を噛んだり毛を抜いたりといった自傷行動、自分の尾を追いかけ続けたり、首を振ったり檻を行ったり来たりする常同行動などの問題行動を起こすことも。
そこで人間が変化や刺激を与えることで、限られた空間の中でも感覚的・身体的な活動性をアップさせて退屈しない充実した生活をしてもらおうというものです。

ペットであれば既にやっている人も多いと思いますが、例えばケージにハウスやオモチャをおいてみたり、散歩に連れて行って他の動物に触れ合わせたり、窓を開けて外の風を入れたり日向ぼっこさせるだけでも刺激になる、そんな感じです。

その中で私が一番興味を持ったのが「コントラフリーローディング(contrafreeloading)」というもの。
今は動物用語というわけでもないですが、もとは動物心理学者のグレン・ジェンセンという人が作った言葉で、Contra=逆・反対/freeloading=飲食物などを人にたかる、といった意味。日本語では「逆たかり行動」と呼ばれています。多くの動物が、ただで食事を与えられるよりも、何らかの努力の対価として食事を得る方法を好むといった現象のことです。

決められた時間に決められた食事を食べるのではなく、自分で採餌(さいじ)行動ができる方が動物にとっても好ましい、ではそれができるように飼い主が工夫してあげようと言うのです。

Dr.コールが見せて下さった動画には、屋外に作った「ピタゴラスイッチ」のような装置の中をリスが駆け抜けてエサにたどり着く様子や(このリスは自然界でもっと簡単に木の実を取れるのにこの面倒な装置が好きらしい)、ハムスターのケージの中に生きたゴキブリ(!)を入れて捕食させたりしてる様子が映ってました。(これはハードルが高いよ。。)

でもこういうの面白い! と思った私に数日後、タイミングよく娘がInstagramで@puffytailsという方の10月16日の動画を見せてくれました。


可愛いうさぎ達とイケメンが同時に楽しめるというちょっとズルいアカウント。

メッチャ楽しそう。ということで数日後には早速オモチャをゲットしてブン所長で実験しました。
所長は遊び好きなのですぐにノッてくれました。似たような動画が続きますがすみません^^

1. まずは3個から。1番下のカップにオヤツやペレットを入れてます。

2. そして増えていくカップに手こずるブン所長。日々練習だ。。

3. 3週間もするとかなり手際が良くなってきました。

これは「コントラフリーローディング」の効果にはなっているのか、私が芸をさせたいだけか(笑)はともかく、音を聞いて張り切ってやるようになったのでまあ楽しんでくれているのだと思います。少しは研ぎ澄まされたかな?


日本は住宅事情によってもできることが限られるので、例えば牧草を敷き詰めたところにペレットなどをパラパラと撒いて探させたり、下に隠して匂いで探させる、部屋のあちこちに分けて置いて食べるために移動させる、などでも充分な効果があります。

このように食事を分散させる与え方は「scatter feeding(散布給餌?)」と言って
◎メリットは
・満腹になると探すのをやめるので肥満の防止になる
・動物がエサを探しまわる自然な行動が促進される
・エサを探すことによって脳が刺激され、問題行動の原因にもなる退屈を防止する
など。

探すことによって運動量も増加し、見つける楽しさはストレスの発散にもなると思います。

◎デメリットは
・食べた量の把握が難しい。普段より食事量が減っていても気づきにくいので不調の時に対応するのが遅れてしまう
・複数のペレットなどを混ぜてあげている場合、選り好みして好きなものばかり食べてしまったりと、栄養バランスの管理が難しい

など。

それぞれの子の性格にもよりますが、色んなイベントを考えてみるのも楽しそうです。
モルモットやうさぎなどの草食はそもそも肉食動物ほど「エサを取りに行く行動」はしませんし、ストレスになってしまうと本末転倒なので楽しめる範囲でどうぞ。

それにしても「退屈」のケアまでしてもらうとは最近の動物福祉は進んでますね。

ちなみにこのコントラフリーローディングは猫には通じないようで、猫の皆さんは与えられた食事の方を選ぶのだそうです。猫の皆さんもレッツ・トライ!


穴からペレットが出てくる犬のオモチャ。手も使って器用に転がしてます。

参考資料(HP)
BOWL OR SCATTER FEEDING?

学園祭に行ってきた 2

先日の講演会の話の続きです。

杉本さんの講演の後は神野あきらさん、平林雅和さん、和﨑聖子さんを交えて4人でのパネルディスカッションが行われました。始めに神野あきらさんがアメリカの愛護活動についてのお話をして下さり、面白かったので書きます。

神野さんは現在メリーランド州ボルチモアで動物福祉NPO団体「Sunshine Smile」の代表として活動されています。
もともと動物が好きだった神野さん。ご家族の仕事で渡米した当初は英語があまり解らず、地元の無料の英語クラスで勉強していたそうなのですが、しばらくすると無料の期間が終わってしまい、その先のクラスは有料ということに。
「せっかくアメリカにいるのにお金を払ってまで英語を習うのはもったいないな。」と思っていたところ、知り合いに「動物ならあなたが日本語だろうと英語だろうと関係ないよ。」と薦められて動物のボランティア団体に参加したのが愛護活動に関わったきっかけだそうです。

ボルチモアはアメリカの中でも治安の悪い地域で(総犯罪件数は全米平均の約2倍、殺人事件は約7倍!)、いまだにピットブルやロットワイラーを使った賭博目的の闘犬(ドッグファイト)も行われています。
現在、闘犬はアメリカ全土で禁止されているため摘発されれば重罪なのですが、闘犬賭博はギャングやマフィアの資金源になっていて、割と手軽に始められる上に犬の飼育も試合も人目につかない室内で行われるため、なかなか発見が難しいそうです。

闘犬目的で飼われた犬たちはずっと自宅の地下室などに閉じ込められたまま育てられ、闘志を煽るために狭いケージに入れられて棒で叩いて脅かされたり、ウォーキングマシーンなどで無理なトレーニングをさせられたりして肉体的にも精神的にも追い込まれた状態で育ちます。

中には過酷なトレーニングで亡くなってしまう子も。病気になっても治療を受けることはありません。
そうして試合に出ても怪我を負ったり老いたりして使いものにならなくなれば撲殺されてしまい、レスキューされてもピットブルはしつけのし直しが難しいことから殺処分されてしまうなど、闘犬の一生はどのみち悲惨なものだそうです。

ときには試合に出た犬同士を興奮させるために、小型犬や猫が投げ込まれることもあり、里親募集で貰われた猫が犠牲になることもあるそうです。
そんなドッグファイトを見学に来る子どもたちに動物愛護の心は育ちづらく、その負の連鎖を断ち切りたい、子供のうちから動物と正しく関わる情操教育が重要だと考えたことが今の団体立ち上げのきっかけにもなったとおっしゃっていました。

神野さんは保護猫や地域猫活動にも長年力を入れており、不幸な猫を減らすためにTNRや餌やりだけでなく、猫を通して動物福祉に関心を持ってもらい、地域住民全体の意識を変えていこうと活動されています。

ボルチモアは貧困地域でもあるため、神野さんの団体はときどき無料で飲み物と食べ物を配るイベントを実施し、それを目当てに集まってきた人たちに啓発活動を行っています。
特に食べるのに時間のかかる「ドーナッツを食べはじめたらチャンス!」だそうで、「それを食べてる間だけ話を聞いて!」と言って、ペットを飼っている人たちには無料の不妊手術の紹介や、マイクロチップ・室内飼育の重要性、適切な飼育方法(太らせ過ぎはダメなど)の説明をされているそうです。

最初は話が理解できないといった反応の人たちでも、中には「無料で手術できるなら。。」と言ってくれる人もいて、次第に神野さんの行っているTNR活動など不幸な野良猫を減らすことにも理解を示してくれるというわけです。
逆に闘犬や虐待の情報などをリークしてもらうこともあるとか。

保護猫の中には家庭で飼われるのに向かない猫もいて、そんな猫たちは農場で働く「バーンキャット」として、納屋などを寝床にしながらねずみ番として働き、そのかわりに食事や医療の提供を受けるという形で引き取られて行く子達もいます。


日本、特に東京に住んでいると治安がいいのはもちろんですが、闘犬やバーンキャットなど初めて聞くような動物事情が多く、国や地域が違えば福祉の問題点も違ってくるものだなと思いました。アメリカ有数の犯罪地域で活動されているだけに話の内容は重かったのですが、神野さんの明るいキャラクターと軽快な話しぶりに引き込まれ、暗い気持ちにならずに最後まで楽しめました。

私から見ても華奢な神野さんが、ガタイのいい白人や黒人に混じって地域活動したり団体を運営している度胸とパワーは素晴らしいです。かなり目立つだろうに、大丈夫なのかな?心配。。

動物虐待の多い地域ではその他の犯罪も多く、シカゴ警察によると3年間で動物虐待の罪に問われた人のうち、65%には人間に対する余罪もあったそうです。
動物の問題を解決するには、まず人間側の問題を解決していかないといけないともおっしゃっていて、まさにその通りだと思いました。

神野さんは東日本大震災のときも被災地動物情報ブログを立ち上げたり、日本のボランティアとも積極的に関わっていらっしゃいます。
Happy Go Lucky Animal Rescue In AmericaのHPでは上記の話の他にも神野さんの読み応えのあるブログが掲載されていますので是非読んでみて下さい。


日本での闘犬は自治体によっては禁止されていますが、未だに行われている地域もあるようです。遅れてますね。。
高知の「とさいぬパーク(土佐闘犬センター)」は観光向けに闘犬を行っていましたが今年の5月に閉園しています。(その後の犬たちも無事らしい)
禁止しなくてもこんな風に悪習が廃れていくのは嬉しいことです。

youtubeにあった閉園前のとさけんパーク。殺し合ったりまではしないようですが。。

※写真と本文は関係ありません。

学園祭に行ってきた 1

ここのところお客さんが少なく(笑)せっかくなので2件ほど講演会を聴きに行ってきました。
1件目は明治大学の動物愛護サークルtoutouさんが明大祭で主催した講演会とパネルディスカッション。
講演は動物愛護団体Eva代表の杉本彩さん
パネルディスカッションは神野あきらさん(アメリカ動物福祉NPO団体SUNSHINE SMILE代表)、平林雅和さん(オールペットクリニック獣医師/院長)、和﨑聖子さん(特定非営利活動法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)事務局長)&杉本さんというメンバーで行われました。

ちなみに会場になった明治大学和泉校舎は、私が3年前に愛玩動物飼養管理士の試験を受けた時の試験会場だったりします^^


最初にお話をしてくださったのは杉本さん。

学園祭の女王と呼ばれた一時期以来、29年ぶりに学園祭に呼ばれたそうで「ボンテージで歌っていた頃とは全然違うスタイルで久々に戻ってきました。」と笑っていらっしゃいました。

ご自身も3匹の犬と8匹の猫の里親になっている杉本さん、講演では、動物愛護センターで犬の殺処分に立ち会ったときの不安そうな犬たちの様子や、センター長さんの辛そうな様子にショックを受けられたお話にはじまり、

◎年々、犬猫の殺処分数が減少している裏で、最近問題になっている引き取り屋のこと。
 (再び繁殖業者に売られたり、劣悪な飼育環境について)
◎ブリーダーからオークション・バイヤーと流通していく過程で死ぬペットが相当数いること。
 (業者の自己申告なので報告されていないことが多い)
◎多頭飼育崩壊の問題。
 (不幸なペットを減らすために不妊去勢が大事であること)
◎ふれあい動物たちのストレスに対する配慮が足りていないこと。
 (拘束の禁止・飼育スペースの基準値を設ける・温度管理・騒音への配慮・正しい扱い方の指導など)
◎56日(8週齢)まで展示販売の禁止の徹底。
◎動物虐待に対する刑罰が軽すぎること。
◎動物取扱業の飼育施設の大きさや、繁殖回数の制限などの数値基準がないこと。

など、動物福祉の点で問題になっていることをお話されていました。

最近ではテレビ番組で引き取り屋や多頭飼育崩壊などの特集が組まれることもあって、少しずつ動物業界に疎い一般の人達にも問題点が周知されてきている(といいな)のではないでしょうか。

動物福祉の考え方は下記にある「5つの自由」が広く認知されています。
1.飢えおよび渇きからの自由(給餌・給水の確保)
2.肉体的苦痛と不快からの自由(適切な飼育環境の供給)
3.苦痛、損傷、疾病からの自由(予防・診断・治療の適用)
4.正常な行動発現の自由(適切な空間、刺激、仲間の存在)
5.恐怖および抑圧からの自由(適切な取扱い)

そして杉本さんいわく、動物虐待および虐待が疑われるものを発見した時にはとにかくアクションをおこしてほしい、飼い主さんに交渉して改善されなければ警察、愛護センターや地元の保護団体などに相談してほしい、警察はなかなか動かないけど何度も掛け合ってほしいとおっしゃっていました。

そして、来年の平成30年は動物愛護法改正の年なので、是非上記のような問題を改定していきたい、動物愛護法は議員立法なので議員の方達に対する働きかけが大事だと、最後まで熱い想いを語っていらっしゃいました。

何となく杉本さんの話を聞きに来てたのは、既に動物愛護の意識の高い人が多そうな感じでした。
(ただのファンと思われるオッサンもチラホラww)
今後は、あまり動物に興味のない人にも動物福祉が当たり前の意識として広まって、動物の地位が向上していくと嬉しいです。

後半のパネルディスカッションについてはまたそのうちに、、書きたいな。


それにしても虐待の定義は難しいです。テレビで太り過ぎのペットをおもしろく紹介していることがあり、あれも酷いものは虐待という人もいますが、大体の飼い主さんはかなりの愛情を持って世話しているので、虐待とは違うかな。。私としては。

愛情があるけど無知の結果ペットに可哀想な思いをさせてしまう、というのは割とありがちです。もちろん無いのが理想ですが。
私も先代うさは不正咬合にさせてしまったし、現在やっていることもベストじゃないかもしれません。

厄介なのが、最低限のお世話がされているけど愛情が感じられない場合です。(学校の飼育小屋などでも見られるヤツ)
注意することで飼い主のプライドを傷つけてしまい、話がこじれたり、変な人と思われて警戒されてしまうかも。ペットを隠されでもしたら、もうなす術がありません。

せっかく救おうとしたのに更にその子をを不幸にしてしまう可能性も出てくると思うと、なかなか踏み出す勇気が出ません。しかもネグレクトなどの「やっていないこと」は証明が難しい。。

人間の虐待やDVの場合でもうまく解決しないのに、自由もなく言葉も話せない動物では更に厳しそうです。疑わしきはとりあえず一時的に強制保護できるような仕組みになるといいなあ。


ところで、パネルディスカッションでJAVA事務局長の和﨑聖子さんが紹介していましたが、JAVAをはじめとした3団体で来年の法改正に向けて署名を募集しています。
「あまり愛護法には詳しくないし、議員さんに直接意見書なんてハードルが高い、でも動物のために何かしたいな。。」という方(私も)はこちらの署名用紙を利用してみてはいかがでしょうか。

動物愛護法2018年改正へ向けて署名にご協力ください<国会請願署名>

DLして内容を読み、賛同できる方は署名をして郵送するだけです。FAXはダメみたいですよ。
2018年1月15日着まで受け付けているみたいなので是非利用してみて下さい。

うさぎの被毛遺伝子

先週泊まりに来てくれたピップくん。この写真は8月に来てくれた時一緒になったハッピーちゃんとのツーショットです。ハッピーちゃんのほうが2歳年上ですが2人は同じペットショップチェーンの出身。

私が勝手に「2人は姉弟!」と言っているだけなのですけどとてもよく似ています。

地方のブリーダーの元で違う年に生まれて、それぞれ面識のない飼い主さん達の家の子になった姉弟が、もしここでたまたま偶然出会えたのかもしれないと思うと興奮してしまうのです。

「姉弟」と仮定して。。ですが、ご両親はどんなうさぎさんたちなのかな?

うさぎの被毛の遺伝子の種類は10種類以上あり「c」アルビノ(白色・赤目)や「l」アンゴラ(長毛)、「d」ディルーション(毛色を薄くする)などが複雑に組み合わさって色を決めています。その中でパターン(模様)遺伝子(Aシリーズ)の表れやすさは アグーチ(A)> タン(at) > 単黒色(a)となっています。
「アグーチ」とは一本の毛が3色以上に色分けされている毛色(チェスナットやチンチラなど)、「タン」は背中側は濃い色で、目の周り・顎の下・腹が白くなっている毛色(マーチンやオター)を表しています。

記号 遺伝子名/遺伝子効果
A light belied agouti/灰色、腹側は白(アグーチ)
at black and tan/背は黒、腹は白(タン)
a non-agouti/単黒色
・・・以下略
町田修「新うさぎの品種大図鑑」より一部抜粋
 

私は遺伝子についての知識はないのですが、「a」は「潜性遺伝子」なので持っていても表れにくい遺伝子ってことですね。両親からそれぞれ「a」遺伝子をもらって「a-a」の組み合わせにならないと子供は黒単色になりません。
(最近、日本遺伝学会が遺伝子の表れやすさを「優性」→「顕性」、「劣性」→「潜性」と変えたようなので早速使ってみます^^)

もちろん両親ともに「a-a」遺伝子を持つ黒単色なら子供は全員黒単色なのでわかりやすいですが、ハッピーちゃん&ピップくんの場合、片親もしくは両親ともに「a」を持った違うカラーの子だった可能性もあります。この2匹からは両親の毛色の推測は難しい、というか無理ですね。
ピップくんはややシェイデッド(鼻・耳・手足・尻尾の色が濃いグラデーション)っぽいですがこれはまた別の遺伝子、恐らくE(Extention)シリーズの作用かな?と思います。


里親募集でお世話になっているイブさんの飼っている元保護うさぎクロちゃんは「ブラックシルバーマーチン」というタン系(at)のカラーなのですが、保護された後で産んだ6うさちゃんの内訳がチンチラ3匹・単黒色3匹と、全員が母親のクロちゃんとは違うカラーになっています。
単黒色を産んだのですからクロちゃんは「at-a」の組み合わせの遺伝子を持っているということになります。

ちなみにそのうちの1匹がうさの木に時々来てくれるリリーちゃん。
チンチラの被毛のアグーチ(A)はお父さん側から受け継いだのでしょうか。

リリーちゃんはお母さんのクロちゃんより体も大きいし、お父さんは体の大きいチンチラだったのかもしれません。

 

所長もアグーチのチンチラですし、野うさぎの毛色のチェスナットもアグーチ、大久野島のうさぎさんたちもアグーチが多いです。

どんな毛色で生まれるかは野生のうさぎにしてみれば命にかかわる重要なことですもんね。
こうした保護色っぽい茶系やグレー系のアグーチが顕性で現れるのは当然かもしれないです。

 

(色々書いてますが、私の調べた範囲の予想なので間違ってたらお教えくださいm(_ _)m)


それにしても被毛の遺伝だけでも複雑なのに、耳が垂れてるとかお尻が丸いとか温厚で懐っこいとか。。体格や性格や体質の遺伝子まで考慮して交配させているのだから、ブリーダーさんはきっと相当勉強していらっしゃるんでしょう。

最近では帝王切開でしか出産できないブルドッグや、骨軟骨形成不全症のスコティッシュフォールドなど、「人間から見て望ましい」身体的な特徴を重んじた交配の結果、遺伝子疾患に苦しむペットが増えていることが問題になっています。要は奇形や病気なのだから治療したり心配するところであって、可愛い~なんて言って増やしちゃマズいのですね。

今回、うさぎの遺伝子について調べている中でも、純血のネザーランドドワーフ同士をかけ合わせると1/4の確率で「ピーナッツ」と呼ばれるたいへん小さな子が生まれて、数日で亡くなってしまうのだと知り、悲しくなりました。

人間でも昔はハプスブルグ家のように近親結婚を繰り返し、不正咬合や虚弱体質、知的障害を持った子供が続出した歴史があるようです。
今では人間の近親者同士の結婚は当然のように避けるのに、これが動物になると急に「血統の保持」とやらで近親交配が素晴らしいことのように扱われるのは謎です。

遺伝的な特徴を増幅させればプラス面もマイナス面も顕著になり、いつかその生物の「自然な状態」から離れて元に戻せなくなってしまうのでしょう。
みてくれ重視で作為的に産まれる不幸な動物達が今後増えませんように。

参考資料(HP)
町田修「新うさぎの品種大図鑑」
Nature Trail/Rabbit Genetics
ブルドッグwiki
スコティッシュフォールドwiki

最近のブン所長

10月になってお客さんが減り、所長のブンちゃんもすっかりにヒマそうです。

所長も保護されてから約5年、年齢もおそらく6歳~7歳?もう立派な中年うさぎです。

年々少しずつですが、食も細くなってきて、ペレットは半年前より更に減って朝晩3gずつ(6g/1日)。
ハイペット社の「うさぎのきわみ」が好きなので3本と、その他にOXBOWなど数種のペレットを十数粒くらいで3gになります(下の写真)。野菜のニンジンスライスも以前より薄くなってます^^

(先日来てくれた佐羽ちゃんは体格も年齢ともに所長と同じくらい、野菜・ペレットの量もほぼ同じでペレットは1日1回にされているそうです。)


牧草も若い頃みたいに何でもモリモリとは食べてくれません。
夏の間は1番刈りをあまり食べなくなったので、2番刈りとオーツヘイばかりあげていましたが、最近は29年度の新刈り牧草が出てきたのでまた1番刈りもよく食べるようになりました。
それでも昔ほどの量は食べないので、ウンチも若いときと比べると大きさも量も7割くらいになった気がします。

最近何の牧草をあげているのかきかれるのですが、そんなに決まった所で買っているわけではないのです。
参考までに直近で購入したのはこちら。
mt&tストアのホースチモシー(5kg)
牧草市場のオーツヘイ&チモシー2番刈り(500gを計7袋)
専門店ブランドみたいのは高いので買っていません、ていうか買えません^o^

今後、所長が継続してチモシー1番刈りを食べてくれるのならそれに越したことはないのですが、あまり食べなくなってきたら1番刈りにこだわらず、他の好みに合った食べやすい牧草に切り替えてみようと思います。柔らかい牧草でもたくさん食べていれば歯のかみ合わせは保たれますし、年をとると歯の伸びるスピードも落ちてきます。
そして、全体的な食事量は徐々に落ちていくと思うので、牧草の摂取量を減らさないために、ペレットや野菜の量は定期的に見直していこうかなと思っています。

日課の庭んぽで雑草をむさぼる所長。
食べているのは「メヒシバ」というどこにでも生えているイネ科の雑草のようです。生牧草かな?
こんなもの食べているので食事が少ないわりに太っているのでしょう。

全然食事管理できていないという矛盾。。そろそろ検診に連れていかねば。


鼻の線がキモいよ。

うさぎがくれた痛み止め

本格的に暑くなってきましたが、うさぎを始め、ペットの皆さんの体調はいかがでしょうか。

私は夏より冬の方が好きなのですが、この暑さのお陰で先月ぐらいまで悩まされていた足の冷えから開放されたので、そこだけは夏に感謝したいです。
何で冷え性かというと座骨神経痛持ちなので足の血流が悪いのです。
年をとると持病が増えてきて困ります。

学生の頃にライブを観た気がする某メタルバンドの人も何度も手術していて辛そうです。彼は首ですが歳も割と近いので他人事とは思えず、何とか回復してほしいです。
ヘドバンが良くないようですよ、皆様お気をつけて。

神経痛が出たのは数年前で、最初に整形外科を受診した時は「リリカ」という薬を頂いたのですが強い副作用が出たので中止。
それ以降は痛みに応じて鎮痛剤や漢方薬を処方して頂いてます。
一般的に、よく効く薬というのは副作用が強く、副作用の少ない薬は効かないので、長期服用するとなるとそのジレンマに悩みます。副作用の少ない薬を飲んだものの、効き目が弱すぎて結局後から強い薬も飲んで量が増えてしまうのでは本末転倒です。

その中で、ほとんど副作用がない安全なお薬ということで「ノイロトロピン」という薬を処方して頂いたことがありました。
薬局で薬をもらうと薬の説明書に「ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液含有錠」なる表記が。
イエウサギだと。。? これは気になります。

早速調べてみてギョッとしました。
ノイロトロピンは「ワクシニアウイルスを皮内接種した家兎の炎症皮膚から抽出した非蛋白質分画である」とあります。
つまりイエウサギの皮膚にワクシニアウイルスを注射して炎症を起こさせ、その炎症組織から抽出した成分でできている薬というわけです。

「うさぎが炎症の痛みに耐えて作った薬?そんなもん飲めるかよ!?」

とめまいがするほどショックでしたが、このまま飲まなかったらせっかくこの薬を作ってくれたうさぎさんに申し訳がたたない、と思い仕方なく処方された一週間分は飲みきりました。。泣

幸か不幸かほとんど効かなかったです、というか飲む度にメンタルが殺られる感じがして、抵抗感が凄いのです。せっかく頑張ってくれたのに効かなくてゴメンよ、うさぎ。。
こんな気分では痛みの症状も改善するわけがありません。私の身体に配慮して下さった先生のお気持ちはありがたいのですが、薬は変えて頂きました。

ノイロトロピンはバファリンやロキソニンのように痛みの原因物質を抑えるのではなく、患者自身の「痛みを抑える神経」を活性化させて、痛みの閾値をあげてくれるお薬です。炎症の他にも、一般的な鎮痛剤では効きにくい神経の痛みや帯状疱疹や花粉症にも効いてくれるようです。
うさぎが痛みを感じにくくするホルモン?のような物質を出すのでしょうか。
抽出した成分の中でどの物質が有効成分なのかもまだ不明だそうです。。


その後しばらくは鎮痛剤でしのいでいたのですが、昨年末にまた痛みが強くなり、薬を増やすのは嫌だったので試しに硬膜外ブロック注射というものを受けてみました。

ところが、帰りに先生にどんな薬を注射したのか確認してみると、何とステロイドや鎮痛剤とともにノイロトロピンが!(|||;゚Д゚)
慌てて先生に、以前もらった内服薬が効かなかったこと、製造方法が残酷すぎて辛い、と伝えたところ「じゃあ止めましょう!」と言われ、それ以降は私の治療記録の紙には毎回「ノイロ抜き」と書かれています。

先生曰く、ノイロトロピンは効かない人も多いのですが、一部の人にはとても効果を発揮してくれるそうです。私は「ノイロ抜き」でも効果があったので、現在は通院しなくても大丈夫なくらいに回復しました。

化粧品はともかくとして、医薬品に関しては動物実験や動物由来の製品があることもやむを得ないと思いますし、動物の犠牲で医療が発達し、いずれは人間だけでなく動物の医療に還元されることも理解しています。
この薬のお陰で辛い痛みから開放されている方達のQOLが高まるのも素晴らしいことだと思います。
それでもこの製造方法はあまりにも残酷な感じを受けます。

インシュリンは昔はブタなどから抽出していたのですが今は大腸菌や酵母を使った製造方法に変わっています。
ノイロトロピンも1日も早くバイオの技術などの犠牲のない方法で製造されるようになることを心から願います。

日本で開発されたノイロトロピン。
今後はこのような、動物に時間をかけて苦痛を与える製造方法の薬が開発されませんように。

自分にどんな薬が使われているのかよく知らないという方は、是非調べてみて納得できる治療を受けて下さい。
私は「そんなことを聞く人は初めて」と言われましたが、注射の内容もきけば必ず教えてくれますよ。

参考資料(HP)
ノイロトロピン
みんなのバイオ学園/バイオ技術で薬を造る

ラスカルはぼくの友だち?

先週は動物取扱業責任者研修に行ってきました。
毎回2つのテーマで講義が行われ、今回の講義は「動物の感染症について」と「動物取扱業における災害時の危機管理について」で、どちらも興味深く勉強になりました。

たまたまその前日に娘の友人が遊びに来ていて「あらいぐまラスカル」の話題になり、「スターリングは野生動物を拾ってきて、リードも付けずに放し飼い、飼いきれなくなったら森に遺棄するとかとんでもないヤツだな~」というような話をして笑っていたので、特に人獣共通感染症の話はタイムリーでした。

「あらいぐまラスカル」は、私はリアルタイムで観た昭和のアニメですが、若い人でもキャラクターグッズなどで見た目は知っているかと思います。バラエティ番組の「昔の名作アニメ」的な特集には大体登場してきます。
Youtubeをちょっと観て懐かしくなったので原作の方を借りて読んでみました。

「はるかなるわがラスカル」は著者のスターリング・ノース自身が11歳の時に森で捕獲したアライグマの子供を翌年の春に森に返すまでのお話です。

1910年代アメリカのウイスコンシン州、スターリングは既に7歳のときに母親を亡くし(アニメでは入院している)2人の姉と兄も独立したり、戦争に行って家を出てしまい、父親も仕事で不在がち。。と何だか寂しい生活をしています。

そんなスターリングですが結構自立していて、野菜を売ってお小遣いを稼いだり、ひとりで川にナマズやブラックバスを釣りに行ったり、冒険好きの友だちや飼っているたくさんの動物たちのおかげで悲壮感はなく、毎日楽しそうです。
そして、もちろん子供なので仕方ありませんが、今読むとスターリングの動物飼育はツッコミどころが満載です。

・アライグマの巣穴を掘り返し、母親グマと4匹の子グマを捕えようとするも、1匹(ラスカル)しか捕獲できずに逃げられてしまう。
(アニメ版では子グマはラスカル1匹だけですが、やはりオスカー(友人)の制止を聞かずに母グマを捕まえると言い張り、スターリングがモタついているうちにハンターが来て母グマを撃ち殺してしまう)
・室外放し飼い(後に畑を荒らすようになり、苦情を受けて首輪と紐を付けて檻に入れる)
・人間の食卓で食事させる
・角砂糖とかソーダ水あげまくり
・セントバーナード・カラス・スカンク4匹・ウッドチャック・ネコ数匹を飼育、互いに接触させている
・スカンクは近所から悪臭の苦情を受け、森にリリース
・ジャコウネズミを何度も森から捕獲して1年ほど飼って森にリリース
・最後はラスカルが檻を抜け出してサーマン牧師(アニメ版では牧師ではない)の鶏舎を荒らし、射殺すると脅されて森にリリース

今テレビ放送されていたら動物愛護や公衆衛生の点から炎上しそうな内容です。
(捕獲シーンは18:00頃から)


ただインターネットや本で情報を得られる現在と違ってスターリングが野生動物の飼育方法や難しさを事前に知る方法はなく、他の大人たちも指摘しません。
まあ、子どもの頃に衝動的に生き物を捕まえてきて失敗してしまうという経験は誰にでもありますよね。むしろ棄てられている動物を無視するような子供だったらちょっと寂しいような。。
試行錯誤(&大人のフォロー)のなかで生き物の飼育の難しさや繊細さを学んでほしいとも思います。生き物側からしたらいい迷惑なんですけどね。

私はいい大人なのに、娘が拾ってきたという理由でうさぎを飼い始め、不正咬合にしてしまったのですからスターリングにとやかく言える立場じゃありません^^;

唯一、学校の担任のホエーレン先生は狂犬病の知識があり、ラスカルに噛まれた同級生のスラミーがパストゥール治療(狂犬病ワクチン)を受けられること、ラスカルを2週間監禁して狂犬病の兆候をが出るか観察するように注意しています。

スターリングはたまたま飼育していた動物が感染症を持っていなくてラッキーなのでした。


「アライグマが手に負えなくて手放す」という話にもかかわらず、CMの影響もあってか、90年代以降は日本でもアライグマを飼う人が急増します。その後遺棄されたり逸走したアライグマの被害が今でも問題になっているようです。(現在では無許可の飼育が禁止されているので捕獲数や被害は2010年あたりをピークに減少しています)

ラスカルの緊張感のない顔のせいでしょうか?
あの顔でスゴまれても余裕で勝てそうですもんね。

しかも、原作でのラスカルも「大好きな食物をやり、やさしい言葉の一つもかけてやれば、それでもうだれの友だちにもなった」とあるほど友好的な性格です。1年近く飼っている中で、ラスカルが自分から人間を攻撃するという描写もありません。

何だかよくしつけられた犬みたいで、飼育もいけちゃいそうな気がします。
おそらくラスカルは比較的おとなしい個体なのか、放し飼いや、大きい檻で飼われていたのでストレスもなくおっとりした性格でいられたのでしょう。

昔、子供が借りてきた児童書で、ペットショップに「猫みたいなもんですよ。餌はお菓子」と言われてアライグマを飼った著者が大変な目に遭うという話があり、その中で何年も檻に入れっぱなしにされている近所のアライグマが、ストレスによる常同行動からかマスターベーションにふける、といった記述がありました。

(ラスカルで想像した人、シュール過ぎます)

ストレスの多い環境だとますます問題行動が増えて飼いづらくなるので、愛情を持って接するのは根気がいるでしょう。
狭い日本の住宅で飼い殺しにされたアライグマを想像すると泣けてきます。

現在は、アライグマは攻撃的で懐かない、大変飼育が難しい動物なことは周知されていますが、当時はまだ飼育法を調べる手段があまりなかった上に、飼育した人の失敗談もまだ表に出てきていない時だと思うと、飼育した人にも多少は同情しますが。(遺棄はNGですよ)

人間のエゴのせいで不幸になるのは圧倒的に動物たちです。
これから何か飼おうとする人は「飼育方法」よりむしろ「失敗談」を調べた方が参考になるかもしれません。何事も反面教師の方が学ぶことは多いです。
人間に振り回された生き物が身をもって教えてくれた教訓を読み取って、今後のペット達の幸せに行かせたら、犠牲になった子達も少しは浮かばれるのではないでしょうか。

参考資料(HP)
あらいぐまラスカルwiki
環境省HP「アライグマ防除の手引き」
ぜったいに飼ってはいけないアライグマ

マリオさんとドミニクさん

先日に引き続きまたOK Goネタです^皿^
こちらは2010年にリリースされた「Of the Blue Colour of the Sky」というアルバムの中の「End Love」という曲。


カリフォルニアはロサンゼルスのエコー・パークで撮影されたこのMV、丸1日かけての屋外での撮影は大変そうですが、他のMVのようにNGを出してからの撮り直し。。という心配はなさそうなので安心して観ていられます。
そして、2:30あたりから5人目のメンバーが登場します(その前からチラチラ見えますが笑)。
ティム(ピンクの人)を追いかけたりダン(青い人)をつついたり、どちらかが気に入ったのでしょう。大勢のエキストラに囲まれても全く臆する様子もなく、打ち合わせ通りといった顔で輪に溶け込んでいます。

彼の名前はマリオ(旧マリア)さん。
Wikipediafacebookアカウントも持つ有名なガチョウです。

当時はメスだと思われていたので「マリア」と呼ばれて地元の人に可愛がられていました。

そしてちょうどこのMVの頃、マリアさんに人間のパートナーができました。
定年退職してから毎朝この公園に散歩に来る、ドミニク・エルラーさん。
ドミニクさんはある時から何故かマリアさんに追いかけられるようになり、そんなマリアさんのピュアな瞳に見つめられてドミニクさんもすっかり恋に落ちてしまったとか。
おじさんも表現がロマンチックです。

それから毎朝、マリアさんは公園外の路肩に立ってドミニクさんが来るのを待ち、帰りもスクーターの横を飛んで家まで付いてこようとするようになりました。

さすがに家までは連れて帰れないので、ドミニクさんはマリアさんが追いかけてこないように一度公園に戻ってゲートに閉じ込めてもらったり、ベンチに座ってお昼寝するのを待ったりと、マリアさんが危ない目に合わないようにいろいろ気を使っています。
マリアさんはなかなか独占欲が強いようで他の誰もドミニクさんに近づくことを許しません。


そんな変わった朝デートが有名になったカップルでしたが、2011年から2年間、エコー・パークの池は大規模な改修工事をすることになり、マリアさんは近くのロサンゼルス動物園に引っ越します。そこでの検査でオスだということがわかり「マリア」から「マリオ」に改名したのです。

その後もドミニクさんはマリオさんに会いに毎朝動物園に通っています。特別に飼育舎に入れるドミニクさんといつも嬉しそうに迎えるマリオさん、異種間でも心を通わせる2人はとても幸せそうで、今でも動物園を訪れるお客さんたちを楽しませています。


何故ドミニクさんが選ばれたのかはハッキリしていませんが、恐らくマリオさんが幼い頃に会って記憶に刻まれた人物とドミニクさんが似ているため親しみを感じている「インプリンティング(刷り込み)」のためではないかと言われています。
確かにOk GoのMVでもわかるようにマリオさんは薄毛のおっさんが好き特定の好みのタイプがあるようです。

エコー・パークの工事はもう終わっていますが、マリオさんは快適な園生活にすっかり慣れて楽しんでいますしドミニクさんも危険な公園に戻ると思うと心配で眠れないとのことで、マリオさんはこのまま動物園で生涯を過ごしそうです。
機会があればロサンゼルス動物園に行ってみてはいかがでしょうか。
朝行けば2人に会えるかも。

参考資料(HP)
Why Maria the Goose won’t return to Echo Park Lake

OK Goと保護ワンコ

OK Goというバンドをご存知でしょうか? 知ってますね。
私もそうですが、おそらく「Here It Goes Again」という曲のMVがリリースされた時に彼らを知った人が多いのではないでしょうか。
チープながらアイディアとメンバーの頑張りが伝わってくるMVは曲自体も良くて何度観ても飽きません。彼らはこのビデオクリップで2007年のグラミー賞での最優秀短編ミュージック・ビデオ賞をはじめMTVやYoutubeでも賞を取り、一躍有名になりました。


彼らの「ワンカット撮影ビデオクリップ」はこの曲の前の「A Million Ways」あたりから続いており(多分)、毎回楽しみにしている方も多いと思います。中にはNGを出したら背筋が凍りそうなものも多く、実際に何度も撮り直すうちに現場が微妙な空気になることも多いのではと心配になりますが、今だにワンカット撮影のスタンスを続けているのできっとメンバー・スタッフともに仲がよく、皆さんいい人たちなのでしょう。

観ている方もそんな気合の入ったMVに集中しすぎてしまい、失礼ながら曲が全然耳に入ってこないことも。。笑
そのせいか、2014年10月に「I Won’t Let You Down」がチャートインするまで「Here It Goes Again」はBillboard Hot 100のチャートに入った彼らの唯一のシングル曲でした。
「I Won’t Let You Down」も千葉で撮影されたり、Perfumeがカメオ出演していたりと話題になりました。(その後Perfumeの「Pick Me Up」にはOK Goが出演しています)

ところで、先日3月5日放送の「世界の果てまでイッテQ」ではOK Goの「White Knuckles」のMVをイッテQメンバーで完全再現するという企画をやっていました。
人間4人だけでも合わせるのが大変なのに、さらに犬12匹+ヤギ1匹が加わって、完ぺきに演じきるのは至難の業です。何度もNGを出しつつも4日目の138テイクでまさかの成功!
よかったですね~観ている方も感動しました。
ちなみに本家の方では124テイク撮って30回成功しているそうなので素晴らしい成功率。
なんて集中力があって頭のいいワンちゃん達なんでしょうか。

MVに出演している犬は全員シェルター出身の保護犬達で、そのうち約半数の子たちは今回のイッテQバージョンにも出演しています。
そして今はもうやっていませんが、OK GoはこのMVを公式HPから有料ダウンロードすると売上がASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)に寄付されるというキャンペーンを行っていました。
Vo.のダミアンも犬好きで、自身が飼っている2匹の犬も元保護犬だそう。
動物に優しいOK Goの好感度、さらに高まりますね^o^


メイキングも面白い!

日本でも愛護団体などに寄付しているタレントやアーティストは多く、参加するファンの方もいるかと思いますが、大事なお金を託すのですから活動内容をよく調べて納得できるところに寄付して下さいね~。

参考資料(HP)
◎Wikipedia
OK Go
「Here It Goes Again」
「White Knuckles」

「White Knuckles」記事&インタビュー
世界の果てまでイッテQ「Qtubeスペシャル in アメリカ」

所長のペレット選び 4


さて、肝心の所長の好みはどうでしょうか。
栄養面ももちろん大事ですが毎日食べるものはおいしい方がいいに決まってます。

所長に参加してもらって実験してみます。
世の中の動物実験がこんなのばっかりだったら楽しそう。

 


2種類のペレットを同じ皿に数粒ずつ置き、所長の前に出して好きな方を選ばせます。

そして食べた方を補充して、皿の左右をひっくり返してまた選ばせる。。ということを4回繰り返します。引き分けはアリで構わないので4回にしました。

 


写真はオリミツときわみの対決。
2枚めの写真では向かって左側のオリミツを選んだので次は180°回して左側をきわみに、右側にオリミツを補充。

こんな感じの実験をそれぞれの銘柄で行ったところ、結果は以下の表のようになりました。

 

ブン所長のペレット嗜好性テスト

 

表を見る限り、所長は出せば一応何でも食べてくれそうです。
うさぎさんによっては同じペレットでも買った時期などで食べてくれなくなったりするグルメラビットもいるようですが、その点所長はペレット切り替えに気を使わなくてよさそうで助かります。

ただ「イースター」「OXBOW」「サンコー」は余りふるわない結果で、サンコーに至っては全敗(サンコーさんすみません。。)でも他の2銘柄は食べ慣れていてアドバンテージがあることと、サンコーはカロリーがとても低く抑えられていることを考えると充分健闘していると思います。

そしてこの3銘柄に共通することといえば主原料が「チモシー」ではなく「チモシーミール」であることです。前回書いた茶色系のペレット、ですね。

どうやら所長は「チモシーミール」が原料のものはあまり好みではないようです。そんなこととは知らず、引き取ってからの4年間イースターとOXBOWをあげていたので、大して好みじゃないペレットをずっと食べ続けていたのかと思うと切なくて泣けてきます ( ;∀;)
早く言ってくれれば。。

1位はハイペットの「ナチュラルレシピ りんごはちみつ」となりました。同じハイペット社の「うさぎのきわみ」に4敗していますが「うさぎのきわみ」が引き分けている他の数銘柄に勝っているので、1位と3位ではありますが所長の好み的には拮抗している気がします。

それに対して、あまり味気なさそう(失礼)で食べるのも時間がかかってパッサパサな「オリミツ ナチュラルファイバー」が2位に入っているのが意外でした。所長は純粋な牧草も割と好きなのでしょうか。この健康志向な好みは続けてほしいです。

「りんごはちみつ」は一袋が500gと少なく、チモシー主体、給餌にも対応できそうで私の探していた条件を満たしたペレットだと思いますのでしばらくはこちらをあげてみたいと思います。「うさぎのきわみ」もいいですね。
オリミツは晩酌のおつまみにでもあげようと思います。

ただ、今まで1度もうっ滞を起こさず、快食快便で健康に過ごしてきたので、イースターとOXBOWは好みではないけど所長の体質に合っている良いペレットだったのかもしれません。
今後も体調を見ながら、時々はペレットや食生活の見直しをしていきたいと思います。


最後に、気になる混ぜもの一覧をリストアップしてみました。混ぜものの比率は解らないので、種類が多いからといって大量に入っているということではないです。
小麦粉についで大豆製品が多いです。豆類はたんぱく質は豊富ですがお腹が張りやすい子は気をつけましょう。

「りんごはちみつ」は豆類は入っていないものの、マメ科のアルファルファ・小麦粉・コーン粉・はちみつ・リンゴ粉などが入っていておいしいのも納得です。繊維質は21%以下なので、混ぜものの量もそんなに少なくはないかな。

  アルファルファ穀類豆類糖類油脂
イースター
プレミアム
シニア
えん麦
米糠
脱脂米糠
脱脂大豆
乾燥おから
ブドウ糖
Wooly
シニア
ブルーム
小麦ブラン
コーンフラワー
大麦・オーツ麦
小麦粉・米糠
脱脂大豆
エンドウたんぱく
カボチャ種子
ヒマワリ種子
アマニ・ゴマ
パーム油
OXBOW
アダルト
ラビット
粗挽き小麦粉大豆殻
大豆ミール
甘しゃ糖蜜大豆油
オリミツ
ナチュラル
ファイバー
サンコー
ダイエット
ライト
小麦粉
ホミニーフィード
ふすま
ハイペット
きわみ
糟糠類きなこ
おから
脱脂大豆
オリゴ糖
ハイペット
りんご
はちみつ
小麦粉
糟糠類
(ふすま・米糠)
コーンミール
グルコース
はちみつ

ペレットの原料はいろんな表記がされていますね。
トウモロコシ粉などは細かさによって呼び方が変わるようです。

糟糠類=ぬか(米ぬか、麦ぬか、ふすま)
大豆ミール=脱脂大豆の粉末
ふすま・ブラン・ホイートミドリングス=小麦の皮
ホミニーフィード・コーンミール・コーンフラワー・コーングリッツ=トウモロコシ粉