月別アーカイブ: 2018年11月

お客様-梓弓ちゃん

今週末は初めてのお客様、梓弓(あずさゆみ)ちゃんが来てくれました。

 

梓弓ちゃんのママさんは今まで何度も泊まりに来てくれた佐羽ちゃんのママです。
佐羽ちゃんは6月に来てくれたあと、肺ガンを患ってお月さまに帰ってしまいました。
ママさんはその後だるまうさぎレスキューからあずきちゃんという子を里子にお迎えして下さいました。

 

キリッとした鋭い目つきはルーキャスくん似ていたり

 

とぼけた顔から寺っ子みたいに見えますが、梓弓ちゃんは関西の別の多頭飼育崩壊からのレスキューうさぎさんです。

 

好奇心はあるのですが明らかに緊張して動きの固いあずちゃん。

 

ギクシャクしながら部屋んぽしています。
梓「抜き足、差し足」

 

表情豊かなあずちゃんの不審そうな目つき。

 

多頭飼育現場でも保護宅でも気の強いあずちゃんは他のうさぎさんにオラついていたようですが

 

温厚男子のシナモンくんとは意気投合して頭をごっつんこ。

 

梓「まだそんなに好きじゃないけど人の手も慣れてるのよ」

 

部屋んぽの最後には少し走る姿も見せてくれました。
お家ではよく走る子らしいので、早く慣れてダッシュが見られると嬉しいな。

 

梓「気安く触らないでよ~」

お客様-プッチくん

連休に来てくれたのは常連のプッチくん。

 

うさの木は慣れているのですぐにスタコラ出てきて部屋んぽしています。

 

プ「今回も女の子は居ないのかあ。残念」

 

プ「シナモンくんが見てるけど近くに行くとやりあっちゃうからなあ。見ないふりしよ~」

 

プ「お、一応女の子のブン所長発見。いつもお邪魔しております」

 

プ「フムフム、でもちょっとオバサンじゃないかしら」

 

ブン「コラ、何か聞こえたわよ」

 

プ「ひえっゴメンなさ~い」

 

プ「大好きなトンネルと平和に遊ぼう」

 

プ「すぐ盛り上がっちゃう単純なオレですよ」

 

プ「大胆すぎるはっちゃけジャンプも披露しちゃうぜ」

 

今回プッチくんはお引越しするそうで、帰ったら新しいお家でビックリするかな。
早く新生活に馴染んで楽んでね!

 

いつものこだわり匂い付け。

ベジタリアンになりたい?2

昨年に引き続き、今年も11月4日にoxbowとカワイのセミナーに行ってきました。講義をしてくださったのは1997年から香港で獣医師をしているイギリス人のDr. Tigerさん。
講義の内容は歯科疾患だけでなく、全般の飼育指導的なものでした。
香港と日本のペットとは飼育環境が似ていて、夏はとても暑く家賃も高いのであまり大きくないマンションで大家族で住んでいるというパターンが多く、住宅環境も割と近いかも。夏場のペットの生活エリアの温度管理についてのアドバイスをすることも多いそうです。
その他にも歯の異常を示す兆候について(唾液分泌、食欲低下、体重減少、フンの異常、頚部のシコリ、被毛の異常)、顔を正面から触れて顎の腫脹や眼球の位置の異常をチェックすることが早期発見に繋がるというようなお話は興味深かったです。飼育書やネットの飼育方法などに書いてありますのでもう皆さんご存知ですね。

昨年のコントラフリーローディングの講義の方が目新しさがあったかな。コントラフリーローディングは、苦労して食べものをとらなくてもいいのがペットのメリットなのに「ただで食事が出てくるなんて退屈でストレスになる」という考え方。本末転倒じゃどこまでいくの動物福祉、といった面白さもありました。今のペットは人間が羨ましくなるくらい優遇されてたりしますからね。

講義内容と全く関係ないのですが私が気になったのはDr. Tigerさん、15歳のときからヴィーガンだと言うことです。
理由まではわかりませんが獣医さんなので動物愛護目的か、もしかしたらアレルギーなどに悩んで始められたのかもしれません。いずれにせよ若いときから美味しいお肉の誘惑に負けず(?)30年以上は続けてるのは尊敬してしまいます。
ヴィーガンに興味があるという人も増えていると思うのですが「栄養不足などで健康上の悪影響はないの?」というところが気になりませんか。
でもDr. Tigerさんを見る限りではツヤツヤしてとても健康そう。。健康不安はないなと思いました。

最近は日本でもベジタリアンやヴィーガンは増えているようです。家の近所にもヴィーガンカフェがあるので昨日娘と食べに行ってみましたが、思った以上にボリュームがあって美味しかったです。

ファラフェルのプレートと2種の野菜カレーのプレート。ファラフェルはひよこ豆で作った中東風の揚げ物で肉団子みたいな味でした。

wikipediaの表をみると2014年の時点で日本人の4.7%(ヴィーガン2.7%)、リンク元のアニマルライツセンターのページでは10代のヴィーガン率が9%となっています。10代の約1割も? 凄いけど私の周りに1人も居ない笑。どこに集中しているのやら。
確かに最近の若い人は動物愛護や環境問題への意識が高そうですし、農耕民族で精進料理の文化もある日本人にはもともと菜食主義は馴染みやすいのかもしれません。

ベジタリアンをやる理由も人それぞれ、日本人では少ないですが宗教上の理由や、体質改善など健康上の理由、動物愛護の倫理的な理由、環境問題(メタンガスの排出を減らす、森林保護目的)などなど。

「マツコの知らない世界」にも出演された元東大教員フルーツ研究家の中野瑞樹さんは「自らの身体で実験するため」にフルータリアンを9年間も続けています。(現在も記録更新中)
砂漠の緑化の研究をされていたそうなので環境保護的な理由もあるかもしれません。
果菜(トマトやキュウリなど)も食べているようですが、水も飲まず、必要な水分はフルーツから摂取し、塩分が不足してしまうのでメロンの皮などをぬか漬けにして塩分補給をしています。
みかんのお陰で骨密度も高いらしいし、中野さんの腸内には空気中の窒素をタンパク質に変える菌がいるとかいないとか。
今後も体に支障がなければ生涯フルータリアンを続けていくつもりで、亡くなった時は献体するそうです。
亡くなってからも研究者魂を貫くのがカッコいいです。


最近はベジタリアンも細分化してきて緩いのからストイックなものまで様々。

 

さて乳製品と卵と蜂蜜はなぜ別扱いなのでしょうか。

◎乳製品に関しては乳牛の過酷な労働環境や妊娠出産を人為的に繰り返させること、チーズの製造に仔牛の胃から採ったレンネット(凝乳酵素)を使っていることなどが理由です。乳製品を摂るラクト・ベジタリアンもレンネットは食べません。
ただレンネットは現在はあまり使われておらず今は90%は植物由来か微生物(カビなど)から作った微生物レンネットが使われているようです。

◎卵に関しては身動きもとれない狭いバタリーケージでの劣悪な飼育環境や、レグホンのような食肉に適さない種類のニワトリのオスは生まれて間もなく選別されて機械にかけられて処分されてしまうことが問題視されています。
私は今まではあまり気にしていなかったのですが、最近この動画を見て相当気持ち悪くなったので卵やめたい意識が俄然強くなりました。
※有名な動画みたいですが残酷なので気をつけて。

調べてみると海外では2016年にドイツ・ドレスデン工科大学とリトアニア・ヴィリニュス大学の研究チームが、孵卵器で暖めはじめて4日めの有精卵にレーザーを照射して雌雄判別する技術を開発したり、アメリカの卵の95%を生産している鶏卵生産者団体(UEP)が、2020年までにオスの雛の殺処分撤廃を目標にしていたりと、ヒヨコくん達の悲惨な状況を改善しようという動きが進んでいます。
かたや日本の農林水産省のHPを見ると現場のニーズとして「孵化前の卵の段階での雌雄鑑別技術の確立」の技術を募集中。。
今のところ避ける方法としては卵を食べないか、食肉もできる卵肉兼用種のニワトリの卵を買うことです。通常スーパーなどの卵には品種まで書いてないので難しいですけどね。

◎蜂蜜はやはり蜂の労働環境が過酷であること。一生懸命働いて集めたハチミツを根こそぎ持っていかれてしまうなんてひどい。。稼いでも重い税金や年金やローンがのしかかってくる、現代の日本人はちょっと蜂に共感しちゃいますね。
他にも「蜂群崩壊症候群」など原因不明に突然数が減ることから蜂を保護するためにも避けているようです。

ただ「野菜の生産過程でも農薬で虫たちを大量虐殺してるんじゃない?」とも思いますよね。逆に「花粉を運ぶ蜂は植物の繁栄に欠かせない益虫だけど農作物に付くのは植物も病気にする害虫が多く、扱いが違う」という見方もあり、この論争はキリがなさそうだし難しいです。虫の種類による差別だ? そりゃトンボとゴキブリじゃ家に入ってきたときの対応は違うよねぇ。

こちらはやや緩めのなんちゃってベジタリアン。タリアンがゲシュタルト崩壊してきましたよ。
細かい説明はwikipediaを見てね。

 

「ベジタリアンになりたい」とか言ってますが実は今のところ私はベジタリアンではありません。
特にヴィーガンはそれ用の食料品が少ない上にお高い。。日本でヴィーガンを徹底してやるのは金銭的に余裕がないと難しそうです。
「ラクト・ベジタリアン+魚介類」あたりでいこうかしら。
でも人と食事する時は同じものを食べるだろうし、卵が入ったマヨネーズやアイスクリームも食べるかも。。コンソメとかガラスープも使っちゃうかもなあ。
成長期の子供とか激しいスポーツをやってる人なども私は動物性タンパク質は必要だと思います。

分類にはあまりこだわらず、各々が買うもの・食べるものの生産過程を知った上で、もやもやしたり納得いかないものは避けたり減らしたりすればいいのではないでしょうか。
良好な環境で飼育された家畜の肉だけを食べる、なんてことも動物福祉や環境改善に効果があります。あくまでも無理のない範囲でね。
納得したものを選ぶためにもそれぞれの食材の生産の過程を知ることは大事だと思います。

参考資料(HP)
◎wikipedia(菜食主義)
◎アニマルライツセンター
 アニマルライツセンター Hope for Animals オスは処分
◎フルーツ研究家 中野瑞樹(youtube)
 中野瑞樹インタビュー(J-WAVE NEWS)
◎名糖産業HP 酵素
◎農林水産省 技術イノベーションに係る現場ニーズ一覧

お客様-おもちちゃん

続いてうさの木のお泊りは3回目のおもちちゃんが来てくれました。

 

先月1歳になったばかりの女の子。
ちょっと触っただけでもすぐ戦闘態勢で向かってくる元気娘です。

 

やけにガニマタなのと、

 

おちょくった走り方が気になりますが、

 

おもちちゃんのダッシュはお客さんの中でも別格の速さ。

 

縄張り主張も強いのでシナモンくんにも匂い付け。シナモンくんは嬉しそうにやられてます。
お「シナモンおじちゃんは私のものね。えっと、使いみち。。」

 

お「昼寝中のお兄さんもアタシのかな」

 

ル「ぬ~ん? お前は誰だ」
お「あら、起きちゃった。アタシは可愛いおもちちゃんよ」

 

ル「オレだって可愛いルーキャスくんさ」

 

お「アタシの方がいい匂いだからつけてあげる」

 

ル「オレに変なことするな~」ペシペシ。

 

お「自分大好き男はイヤねえ。トンネルに念入りにスリスリしちゃおっと」

 

休憩の時はお得意のスフィンクスのポーズ。自信たっぷりの頼もしいお嬢様です。

 

寝たり起きたり。

お客様-ルーキャスくん

再びルーキャスくんの登場です。

 

ル「人気者のオレに来てほしいって言うからさ」

 

ル「オレはお家が一番だけどな~」

 

ル「まず匂いが気になっちゃうのよね」

 

ル「こう見えて神経質なのだ」

 

ル「くっちゃい!」

 

ル「これは念入りにスリスリしないと」

 

ル「トンネルが使えるのはオレだけよ」

 

ル「やれやれ」

 

ル「シナモンくんの顔を見るとつい挑発しちゃうよね」

 

ル「おっと、猛烈パンチが来ましたよ」

 

ル「どうもオレは波風立ててしまうようだ。ガラじゃないけど隅っこで大人しくしていよう」

 

先日、ママさんが占い師の方にルーキャスくんの写真を見せたところ「この子は自分大好きなオラオラ系ですね」と言われたそうです^^
めっちゃ当たる占い師さんですね。

 

ル「まあオレってば可愛いからみんな好きでしょ!」

 

波風立てたそう。