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うさぎの被毛遺伝子

先週泊まりに来てくれたピップくん。この写真は8月に来てくれた時一緒になったハッピーちゃんとのツーショットです。ハッピーちゃんのほうが2歳年上ですが2人は同じペットショップチェーンの出身。

私が勝手に「2人は姉弟!」と言っているだけなのですけどとてもよく似ています。

地方のブリーダーの元で違う年に生まれて、それぞれ面識のない飼い主さん達の家の子になった姉弟が、もしここでたまたま偶然出会えたのかもしれないと思うと興奮してしまうのです。

「姉弟」と仮定して。。ですが、ご両親はどんなうさぎさんたちなのかな?

うさぎの被毛の遺伝子の種類は10種類以上あり「c」アルビノ(白色・赤目)や「l」アンゴラ(長毛)、「d」ディルーション(毛色を薄くする)などが複雑に組み合わさって色を決めています。その中でパターン(模様)遺伝子(Aシリーズ)の表れやすさは アグーチ(A)> タン(at) > 単黒色(a)となっています。
「アグーチ」とは一本の毛が3色以上に色分けされている毛色(チェスナットやチンチラなど)、「タン」は背中側は濃い色で、目の周り・顎の下・腹が白くなっている毛色(マーチンやオター)を表しています。

記号 遺伝子名/遺伝子効果
A light belied agouti/灰色、腹側は白(アグーチ)
at black and tan/背は黒、腹は白(タン)
a non-agouti/単黒色
・・・以下略
町田修「新うさぎの品種大図鑑」より一部抜粋

私は遺伝子についての知識はないのですが、「a」は「潜性遺伝子」なので持っていても表れにくい遺伝子ってことですね。両親からそれぞれ「a」遺伝子をもらって「a-a」の組み合わせにならないと子供は黒単色になりません。
(最近、日本遺伝学会が遺伝子の表れやすさを「優性」→「顕性」、「劣性」→「潜性」と変えたようなので早速使ってみます^^)

もちろん両親ともに「a-a」遺伝子を持つ黒単色なら子供は全員黒単色なのでわかりやすいですが、ハッピーちゃん&ピップくんの場合、片親もしくは両親ともに「a」を持った違うカラーの子だった可能性もあります。この2匹からは両親の毛色の推測は難しい、というか無理ですね。
ピップくんはややシェイデッド(鼻・耳・手足・尻尾の色が濃いグラデーション)っぽいですがこれはまた別の遺伝子、恐らくE(Extention)シリーズの作用かな?と思います。


里親募集でお世話になっているイブさんの飼っている元保護うさぎクロちゃんは「ブラックシルバーマーチン」というタン系(at)のカラーなのですが、保護された後で産んだ6うさちゃんの内訳がチンチラ3匹・単黒色3匹と、全員が母親のクロちゃんとは違うカラーになっています。
単黒色を産んだのですからクロちゃんは「at-a」の組み合わせの遺伝子を持っているということになります。

ちなみにそのうちの1匹がうさの木に時々来てくれるリリーちゃん。
チンチラの被毛のアグーチ(A)はお父さん側から受け継いだのでしょうか。

リリーちゃんはお母さんのクロちゃんより体も大きいし、お父さんは体の大きいチンチラだったのかもしれません。

所長もアグーチのチンチラですし、野うさぎの毛色のチェスナットもアグーチ、大久野島のうさぎさんたちもアグーチが多いです。

どんな毛色で生まれるかは野生のうさぎにしてみれば命にかかわる重要なことですもんね。
こうした保護色っぽい茶系やグレー系のアグーチが顕性で現れるのは当然かもしれないです。

 

(色々書いてますが、私の調べた範囲の予想なので間違ってたらお教えくださいm(_ _)m)


それにしても被毛の遺伝だけでも複雑なのに、耳が垂れてるとかお尻が丸いとか温厚で懐っこいとか。。体格や性格や体質の遺伝子まで考慮して交配させているのだから、ブリーダーさんはきっと相当勉強していらっしゃるんでしょうねえ。

最近では帝王切開でしか出産できないブルドッグや、骨軟骨形成不全症のスコティッシュフォールドなど、「人間から見て望ましい」身体的な特徴を重んじた交配の結果、遺伝子疾患に苦しむペットが増えていることが問題になっています。要は奇形や病気なのだから治療したり心配するところであって、可愛い~なんて言って増やしちゃマズいのですね。

今回、うさぎの遺伝子について調べている中でも、純血のネザーランドドワーフ同士をかけ合わせると1/4の確率で「ピーナッツ」と呼ばれるたいへん小さな子が生まれて、数日で亡くなってしまうのだと知り、悲しくなりました。

人間でも昔はハプスブルグ家のように近親結婚を繰り返し、不正咬合や虚弱体質、知的障害を持った子供が続出した歴史があるようです。
今では人間の近親者同士の結婚は当然のように避けるのに、これが動物になると急に「血統の保持」とやらで近親交配が素晴らしいことのように扱われるのは謎です。

遺伝的な特徴を増幅させればプラス面もマイナス面も顕著になり、いつかその生物の「自然な状態」から離れて元に戻せなくなってしまうのでしょう。
みてくれ重視で作為的に産まれる不幸な動物達が今後増えませんように。

参考資料(HP)
町田修「新うさぎの品種大図鑑」
Nature Trail/Rabbit Genetics
ブルドッグwiki
スコティッシュフォールドwiki

最近のブン所長

10月になってお客さんが減り、所長のブンちゃんもすっかりにヒマそうです。

所長も保護されてから約5年、年齢もおそらく6歳~7歳?もう立派な中年うさぎです。

年々少しずつですが、食も細くなってきて、ペレットは半年前より更に減って朝晩3gずつ(6g/1日)。
ハイペット社の「うさぎのきわみ」が好きなので3本と、その他にOXBOWなど数種のペレットを十数粒くらいで3gになります(下の写真)。野菜のニンジンスライスも以前より薄くなってます^^

(先日来てくれた佐羽ちゃんは体格も年齢ともに所長と同じくらい、野菜・ペレットの量もほぼ同じでペレットは1日1回にされているそうです。)


牧草も若い頃みたいに何でもモリモリとは食べてくれません。
夏の間は1番刈りをあまり食べなくなったので、2番刈りとオーツヘイばかりあげていましたが、最近は29年度の新刈り牧草が出てきたのでまた1番刈りもよく食べるようになりました。
それでも昔ほどの量は食べないので、ウンチも若いときと比べると大きさも量も7割くらいになった気がします。

最近何の牧草をあげているのかきかれるのですが、そんなに決まった所で買っているわけではないのです。
参考までに直近で購入したのはこちら。
mt&tストアのホースチモシー(5kg)
牧草市場のオーツヘイ&チモシー2番刈り(500gを計7袋)
専門店ブランドみたいのは高いので買っていません、ていうか買えません^o^

今後、所長が継続してチモシー1番刈りを食べてくれるのならそれに越したことはないのですが、あまり食べなくなってきたら1番刈りにこだわらず、他の好みに合った食べやすい牧草に切り替えてみようと思います。柔らかい牧草でもたくさん食べていれば歯のかみ合わせは保たれますし、年をとると歯の伸びるスピードも落ちてきます。
そして、全体的な食事量は徐々に落ちていくと思うので、牧草の摂取量を減らさないために、ペレットや野菜の量は定期的に見直していこうかなと思っています。

日課の庭んぽで雑草をむさぼる所長。
食べているのは「メヒシバ」というどこにでも生えているイネ科の雑草のようです。生牧草かな?
こんなもの食べているので食事が少ないわりに太っているのでしょう。

全然食事管理できていないという矛盾。。そろそろ検診に連れていかねば。


鼻の線がキモいよ。

お客様-りんちゃん・レンくん

今週末はりんちゃん・レンくん姉弟(義)がきてくれました。

 

レンくんはずっと通院と投薬治療を受けていたのがなくなって、ようやく最近去勢手術を受けられたそうです。よくがんばったね!

 

そのおかげでとても落ち着きました。
この状況で部屋んぽトイレを使うなんて以前だったら考えられないなあ。笑

 

もともと陽気でフレンドリーな性格なので男の子に対してもあまり威嚇しません。
右は久々の桃太郎くんです。

 

りんちゃんにもそっとアプローチしますが、相変わらず塩対応されてます^^

 

むしろりんちゃんの方が好戦的。
うさぎさんは女の子のほうがクールな性格の子が多いですね。

 

所長と柵越しに睨み合ってお互いにイライラ。

 

わざと目の前で余裕を見せるりんちゃん。

 

り「カワウソをスーツケースに入れないで」

 

り「じゃなくて、誰でもかかってらっしゃい!」

 

背中を向けながら相手をチラチラ。りんちゃんなりの余裕の意思表示かな。

戻ってきた所長の勢いにビックリするレンくん。驚かしてゴメンね^^;

ダルくん、むだ毛のショリショリ

先週から寝たきりになってしまったダルくん。

 

所長もダルくんがあまり動かなくなったので不思議そう。
寝たきりといっても、ふらつきながらも少しの間なら立っていられるし、毛づくろいもできるところは張り切ってやっています。

 

ネックピローがあればご飯もひとりで食べれるもん。

 

食欲は全く衰えないところが素晴らしいダルくんですが、食べ方はヘタクソで毎回ご飯を食べた後は顎から首にかけての被毛が野菜の汁でビチャビチャになってしまいます。

 

どんな食べ方してんだ?

 

以前口の周りの毛はバリカンカットましたが、首は細いスジのようなものが縦に出ていて皮膚も薄く柔らかく、バリカンを当てるのが恐いのです。

 

長すぎて濡れていたりカピカピのところだけ慎重にカット。
ダルくんは動かないからできますが、普通は病院でやってもらって下さいね。もっときれいにやってくれますよ。

 

このくらいが私の限界かな~少しはさっぱりしてくれたでしょうか。

 

ちなみにお尻の周りの毛はバリカンで。ある程度ムダな毛を処理しておくと、汚れた時に洗ったり拭いたりしやすくて衛生的です。
特に夏場は薄毛でも寒くないのがありがたいです。

 

こんだけ布団かぶってれば寒くないよ。

 

ダルくんの寝床スペースは、ヒーターの熱を逃がさない・エアコンや扇風機の風除け・眩しさ防止になって、見た目はちょっとホームレスのテントっぽいですが機能的なのです。
こんなカワイイ「ホームレスダルくん」がいたらすぐにお持ち帰りされちゃうな。

 

緑色の手で顔を洗うので全然きれいにならない。。耳は届かないようです^o^

前半はちょっと前の歩ける時です。クセになる匂いなのね。

お客様-きなこちゃん

週末には初めてのお客様が2人来てくれてます。
まずは2歳の女の子、きなこちゃん。

 

すぐにチロ目むいちゃう大きなおめめ。

 

これはカメラ用のポーズですかね。何故いつもドヤ顔。

 

いかにもネザーなきなこちゃんは身体も耳とっても小さいのです。
トンネルに横向きに入れちゃうよ。

 

チビッコだけどコロコロとすばしっこい。ウンコもちっちゃすぎて虫のウンコみたいです。

 

そして強気なきなこちゃんは柵に鼻先を突っ込んで無謀に所長を挑発します。
勝てると思ってるのかな?

 

向こうのおじいちゃんは棄権したので不戦勝のようです。

 

それにしても目玉が大きすぎて吸い込まれそうです。
もしや、うさぎじゃなくて未知の生物なのでは。。

 

「フフン、バレたか。」

 

ちょこまか毛玉。

ダルくんも安全圏からひっそり参加?

お客様-クマジュウロウくん

今週は何度かご利用いただいているクマジュウロウくんが来てくれています。

 

同じく何度も利用してくれている花菜々ちゃんの姉弟で、来月には2人とも7歳になります。
毛色も体格もよく似ている2人ですが、少しとぼけたような表情がそっくり。

 

偶然にもクマくんも花菜々ちゃんも昨年から心臓が少し悪いことがわかり、お薬を飲んでいます。もう何年も別々に生活をしているので、原因は食事や生活習慣とかではなく親からの体質の遺伝でしょうか。他の兄弟たちは大丈夫かな?

 

自覚症状はないようで以前と変わらず元気に生活しています。投薬を始めてから2人とも数値が良くなり、クマくんは最近の検査で薬の量がかなり減ったそうなのでひと安心です。
ニンジンやリンゴのスライスにお薬を振りかけて。嫌がらずに飲んでくれて助かります。

 

クマちゃんは元々おっとりした性格でしたが、歳とって更に甘えん坊になった気がします。

 

のんびりしていてケージが開いているのに寝ていることも。

 

出てきてもゴロゴロしていることも。

 

たまに見せてくれるおちょぼ口が可愛くて下からアングルが多くなってしまいます。

 

たまにキャッキャするクマくん。

お互い気に入らないけどケンカするほどでもない。

所長のペレット選び 4


さて、肝心の所長の好みはどうでしょうか。
栄養面ももちろん大事ですが毎日食べるものはおいしい方がいいに決まってます。

所長に参加してもらって実験してみます。
世の中の動物実験がこんなのばっかりだったら楽しそう。

 


2種類のペレットを同じ皿に数粒ずつ置き、所長の前に出して好きな方を選ばせます。

そして食べた方を補充して、皿の左右をひっくり返してまた選ばせる。。ということを4回繰り返します。引き分けはアリで構わないので4回にしました。

 


写真はオリミツときわみの対決。
2枚めの写真では向かって左側のオリミツを選んだので次は180°回して左側をきわみに、右側にオリミツを補充。

こんな感じの実験をそれぞれの銘柄で行ったところ、結果は以下の表のようになりました。

 

ブン所長のペレット嗜好性テスト

 

表を見る限り、所長は出せば一応何でも食べてくれそうです。
うさぎさんによっては同じペレットでも買った時期などで食べてくれなくなったりするグルメラビットもいるようですが、その点所長はペレット切り替えに気を使わなくてよさそうで助かります。

ただ「イースター」「OXBOW」「サンコー」は余りふるわない結果で、サンコーに至っては全敗(サンコーさんすみません。。)でも他の2銘柄は食べ慣れていてアドバンテージがあることと、サンコーはカロリーがとても低く抑えられていることを考えると充分健闘していると思います。

そしてこの3銘柄に共通することといえば主原料が「チモシー」ではなく「チモシーミール」であることです。前回書いた茶色系のペレット、ですね。

どうやら所長は「チモシーミール」が原料のものはあまり好みではないようです。そんなこととは知らず、引き取ってからの4年間イースターとOXBOWをあげていたので、大して好みじゃないペレットをずっと食べ続けていたのかと思うと切なくて泣けてきます ( ;∀;)
早く言ってくれれば。。

1位はハイペットの「ナチュラルレシピ りんごはちみつ」となりました。同じハイペット社の「うさぎのきわみ」に4敗していますが「うさぎのきわみ」が引き分けている他の数銘柄に勝っているので、1位と3位ではありますが所長の好み的には拮抗している気がします。

それに対して、あまり味気なさそう(失礼)で食べるのも時間がかかってパッサパサな「オリミツ ナチュラルファイバー」が2位に入っているのが意外でした。所長は純粋な牧草も割と好きなのでしょうか。この健康志向な好みは続けてほしいです。

「りんごはちみつ」は一袋が500gと少なく、チモシー主体、給餌にも対応できそうで私の探していた条件を満たしたペレットだと思いますのでしばらくはこちらをあげてみたいと思います。「うさぎのきわみ」もいいですね。
オリミツは晩酌のおつまみにでもあげようと思います。

ただ、今まで1度もうっ滞を起こさず、快食快便で健康に過ごしてきたので、イースターとOXBOWは好みではないけど所長の体質に合っている良いペレットだったのかもしれません。
今後も体調を見ながら、時々はペレットや食生活の見直しをしていきたいと思います。


最後に、気になる混ぜもの一覧をリストアップしてみました。混ぜものの比率は解らないので、種類が多いからといって大量に入っているということではないです。
小麦粉についで大豆製品が多いです。豆類はたんぱく質は豊富ですがお腹が張りやすい子は気をつけましょう。

「りんごはちみつ」は豆類は入っていないものの、マメ科のアルファルファ・小麦粉・コーン粉・はちみつ・リンゴ粉などが入っていておいしいのも納得です。繊維質は21%以下なので、混ぜものの量もそんなに少なくはないかな。

アルファルファ穀類豆類糖類油脂
イースター
プレミアム
シニア
えん麦
米糠
脱脂米糠
脱脂大豆
乾燥おから
ブドウ糖
Wooly
シニア
ブルーム
小麦ブラン
コーンフラワー
大麦・オーツ麦
小麦粉・米糠
脱脂大豆
エンドウたんぱく
カボチャ種子
ヒマワリ種子
アマニ・ゴマ
パーム油
OXBOW
アダルト
ラビット
粗挽き小麦粉大豆殻
大豆ミール
甘しゃ糖蜜大豆油
オリミツ
ナチュラル
ファイバー
サンコー
ダイエット
ライト
小麦粉
ホミニーフィード
ふすま
ハイペット
きわみ
糟糠類きなこ
おから
脱脂大豆
オリゴ糖
ハイペット
りんご
はちみつ
小麦粉
糟糠類
(ふすま・米糠)
コーンミール
グルコース
はちみつ

ペレットの原料はいろんな表記がされていますね。
トウモロコシ粉などは細かさによって呼び方が変わるようです。

糟糠類=ぬか(米ぬか、麦ぬか、ふすま)
大豆ミール=脱脂大豆の粉末
ふすま・ブラン・ホイートミドリングス=小麦の皮
ホミニーフィード・コーンミール・コーンフラワー・コーングリッツ=トウモロコシ粉

所長のペレット選び 3

先日、と言っても先月ですね。。購入した5銘柄を比較しようと思いますが、既にこちらにあるものの中で条件に合いそうな2銘柄にも参加してもらおうと思います。
◆サンコー ラビットプラス ダイエットライト
>>原材料
チモシーミール/小麦粉/アルファルファミール/ホミニーフィード/ふすま/セルロース/ポリフェノール/オオバコ/タンポポ/ミネラル類/ビタミン類/酵母等
800g
今回調べたオリミツの牧草ペレット以外の国産銘柄の中では一番カロリーが低く、繊維質が高いダイエットライト。繊維質は「ハイペット チモシーの恵」と並んでのツートップでした。
低カロリーな割によく食べる子が多く、ネットのレビューでも高評価。トウモロコシや野草などの風味のある原料が効いていて美味しいのかもしれません。灰分値が高いので添加ミネラル分が多そうです。
ぽっちゃり系所長にはありがたいですし、以前の投稿の「絞り条件」にもピッタリ当てはまります。

 

◆OXBOWアダルトラビットフード

>>原材料
チモシーミール/大豆殻/大豆ミール/甘しゃ糖蜜/粗びき小麦粉/ナトリウムベントナイト/大豆油/塩/リグニンスルホン酸塩/加水分解された酵母/塩化コリン/酵母培養物(乾燥)/ミネラル類/ビタミン類/アミノ酸類
2.25kg
2年近く食べているOXBOW。繊維質が多くてあまり嗜好性が高くなく(失礼)ペレット偏重な食餌にならないところが気に入っている銘柄なのですが容量が多すぎて使い切れないのが難です。
ラビットプラスもOXBOWもかなり繊維質が高いので、つなぎに使われている小麦粉や穀類の比率は少なそうです。

改めて7銘柄をまとめてみます。
せっかくパッケージに変動幅で表示して下さっている銘柄には申し訳ないのですが、他と比較しやすくするために「以上」「以下」の表記に統一してしまいました。オリミツだけは「平均値」を表示しているので比較ができません、なので一番下に。
そもそもオリミツは数値が他から逸脱していますね。。牧草そのまま固めた感じ。

エネルギー
(kcal/
100g)
たん白質
(%以上)
粗繊維
(%以下)
脂質
(%以上)
カルシウム
(%以上)
リン
(%以上)
灰分
(%以下)
イースター
プレミアム
シニア
260以上13.521.02.50.60.39.0
Wooly
シニア
ブルーム
13.521.03.00.57.5
OXBOW
アダルト
ラビット
14.029.02.00.350.25
サンコー
ダイエット
ライト
220以上12.027.02.00.511.0
ハイペット
きわみ
24014.024.02.00.58.0
ハイペット
りんご
はちみつ
26013.021.02.00.40.46.0
オリミツ
ナチュラル
ファイバー
(平均値)
8.231.42.10.40.2

そもそもあげている量が少ないのでカルシウム分に関してはあまり神経質にならないことにします。カルシウムはあまり少なすぎても骨が脆くなってしまいます。
ただ、この先高齢になってくると腎臓機能が落ちてカルシウム尿が出やすくなることも考えられますので、この先も毎日のオシッコの状態をみたり検診を受けたりしながら調節していこうと思います。
カルシウムとリンは1:1~2:1くらいの比率が骨形成にいいそうで、こちらはどの銘柄も問題なさそうです。

ではそれぞれ見てみます。まずは大きさ比較のために大体の大きさ順に並べてみました。

それぞれの近影・くずしたもの・水でふやかしたもの・30mlのシリンジに入れて押し出したもの、を載せています。
何故シリンジが出てきたかというと突然不調になった時の強制給餌に使えるか、が知りたかったので。30mlシリンジは口が大きめなのでここから出ないものは給餌するのは難しいかと思います。

こちらは大きい順に紹介します。

◆ハイペット うさぎのきわみ

長さは2.5cm前後と長いので子うさぎや小柄な子だと少し食べにくいかもしれません。ただ半分にするくらいなら手でも折れます。
噛むとかっぱえびせんくらいのサクサク感と柔らかさで緑茶のようないい香りがします。崩すと原料の牧草は細かく、やや粉っぽい感じでニンジンの粒が入っているのがよくわかります。水でふやかしてシリンジで出すととても滑らかで食べやすそうです。
ペレットには熱を加えて発泡させたものと圧縮して固めたものがあるそうですが、これはいかにも発泡系といった軽い食感です。

◆オリミツ ナチュラルファイバー

1.5cm~2cmで鮮やかな緑色。固く圧着されていますが牧草が大きめにカットされているためか、指で簡単に小さく割ることができます。
噛むとカリカリ系ではなくフランスパンのような弾力と芯のある固さで口の中の水分が持っていかれる感じです。食べたことないけど芝生の味はこんな感じかなと思いました。
ざっくりした牧草に混ざる茶色いものはパパイヤ?かもしれませんが甘くなかったのでチモシーの殻か茎の茶色い部分かと思います。
所長に食べさせると咀嚼時間が圧倒的に長く、いつまでたってもモグモグしているおつまみ向きなペレットです。
ふやかすのに他の1.5倍くらい水を使いましたがそれでもまだ粗いです。刻んだ生牧草に水を足した感じでさすがにシリンジからは全く出ず、給餌には使えません。

◆Wooly シニアブルーム

1cm前後でこちらもきれいな緑色。大きさを測る時に少し指で移動させただけでも崩れて粉がでます。パッケージの中もかなり粉だらけなので粉が嫌いな子だと結構な無駄が出そうです。
見た目はオリミツに似ていますがこちらはかなり柔らかい食感で高齢うさぎさんでも食べやすそう。青臭さはなく、苦めのお茶っぱみたいな味がします。
ふやかすとハーブや穀類のせいかとてもいい香りがして、細かい植物の茎?や穀類の殻のようなものがたくさん入っているのがわかります。
シリンジからは多少は出るものの、大きい組織が詰まってしまうのか途中からは絞った水が先に出てしまいます。

◆OXBOW アダルトラビットフード

長さは1.5cm前後で細長く表面にツヤがあります。しっかり固まっていますが長いものは指で折ることができます。
歯ごたえはプレッツェルに似ていて、子うさぎや歯の悪い子には勧めませんが元気なうさぎさんであれば難なく食べられる固さです。原料の塩の粒が大きいのか、程よい塩味が効いているのでますますプレッツェル感があります。(塩分はOXBOWに限らず大体のペレットに入っています)
水ですぐふやけてドロドロ感もあるのですがシリンジからの出はいまいち。

給餌するときは体調の悪い時だと思いますのであまり咀嚼せずに食べても内蔵に負担がかからないようなものがいいですね。
理想はライフケアやハービーケアなどですが、普段食べていないものに突然変えるのもお腹によくないのであらかじめ給餌しやすいペレットを探しておくと安心です。

◆ハイペット ナチュラルレシピ りんごはちみつ入り

粒は均一で1cm弱、このくらいの大きさだと子うさぎでも食べやすくなってきます。牧草以外の固形の原料は見当たりません。色も味も食感も同じハイペット社の「うさぎのきわみ」に近く、サクサク柔らかでふやかしてからのシリンジからの出方もきわみと同様に滑らかです。
つなぎは小麦粉やトウモロコシ粉なので、きなこやおからを使ったきわみとは原料が大分違うのですがこの辺りの食感・質感は会社の製造方法で決まってくるのかもしれません。

◆サンコー ラビットプラス ダイエットライト

長さは上記はちみつと同じ1cm弱ですがさらに細くて小粒で食べやすくなっています。OXBOWに似た茶色い色と苦いお茶風味。
ペレット比較をしていると緑色のものと茶色いものがあるのに気づきました。最初は加熱処理されているものと圧縮製法の違いかと思ったのですがハイペット社のペレットは緑色なのに柔らかい(加熱発泡っぽい)のでそうでもないらしい。
どうも「チモシー」とあるものは緑色、「チモシーミール」と表記されているものは茶色いようです。今回の7種の中だとOXBOW・サンコー・イースターの3つが主原料が「チモシーミール」です。(手持ちのペレットの範囲なので間違ってたらゴメンなさい)
ふやかすと見た目はザラついていますが牧草がほぼ粒状になっているためかシリンジからはそこそこ滑らかに出ます。

◆イースター プレミアムレシピ ヘアボールケア シニア

サンコーラビットプラスと見分けがつかないくらい見た目も食感もふやかし感も似ています。
しいて言えばサンコーの方がちょっと色が濃いですが買った時期やロットで変わりそうな程度。味もお茶味ですがサンコーより苦味は少なく、香ばしい風味があります。
サンコーもイースターもハイペット商品よりはやや固いもののサクサク感があり、小粒で食べやすく、子うさぎから高齢うさぎまでのオールステージに対応できそうなバランスのいいペレットだと思います。

所長のペレット選び 2

先月から所長に良さげなペレットを探すために各メーカーのペレットの成分と原料などについて調べていました。
今まではあまり新商品にチャレンジする気はなくて「大した量はあげてないし、健康なんだから別に変えなくても」というスタンスで、銘柄もメジャーな数社の商品しか知らず。。
でも調べ始めると思った以上に銘柄が多くて、各メーカーそれぞれ個性があり、隠れた人気商品もあったりして楽しい。うさぎ市場は広いですね。

で、あまりに多いので個人的な条件ですが
1) 以前書いたように野菜好きでペレット消費量が少ないので1kg以下の単位で買える。
   あるいは中身が小袋に分かれている。
2) 主食扱いで主原料がチモシー。
3) 粗繊維質が20%くらいは期待できそう。

そしてできれば。。
4) ペレット粒の成分が共通であるもの
   (野菜粒などが混ざっていると選んで食べるし体調不良の時に給餌しづらい)。
5) ネット通販でも取扱店が多く専門店や病院でなくても手に入るもの。
6) サプリとしてあげたいのでビタミン・ミネラルなどが添加されている。

という条件で絞って、下記の5商品を購入してみました。(メーカー50音順)

 

以下選んだ理由と商品紹介もサラッとします。
掲載されたデータは2017年2月時点のものなので、今後各メーカーさんの商品の改良・改定でそのうち変動します。原材料はザックリ書いています。表は見づらくてすみませんがPC推奨です。

◆イースター プレミアムレシピ ヘアボールケア シニア

プレミアムレシピ
ヘアボールケア
代謝エネルギー
(kcal以上
/100g)
たん白質
(%以上)
粗繊維
(%以下)
脂質
(%以上)
カルシウム
(%以上)
リン
(%以上)
灰分
(%以下)
水分
(%以下)
シニア26013.521.02.50.60.39.010.0

>>原材料
チモシーミール/えん麦/脱脂大豆/乾燥おから/米糠/タピオカ澱粉粕/ビール酵母/脱脂米糠/ビートパルプ/ゼオライト/ブドウ糖/植物抽出発酵エキス/アガリクス(β-グルカン源)/たんぽぽ粉末/おおばこ粉末/乾燥カモミール/乾燥ローズマリー/殺菌処理乳酸菌/ミネラル類/ビタミン類/アミノ酸類/他
1kg(250g✕4)

原料の牧草を高繊維質の「チモシーのみ」、そして「グルテンフリー」「乳酸菌(EC-12株)」の力で毛玉予防しようというペレット。小麦粉は使わずタピオカ澱粉粕をつなぎに使っています。
グロース(仔うさぎ用)からチモシーだけですがたんぱく質やカルシウムも充分ありそうです。一般的に成長期は丈夫な身体を形成するためカルシウムやタンパク質の多いアルファルファを与えた方がいいとされています。成長期にカルシウム不足だと骨形成が不充分で不正咬合の原因などにもなります。
特に子うさぎのうちはペレット中心で、お腹がデリケートなため切り替えも難しいので慎重に選びたいです。
所長はずっとメンテナンスをあげていたので切り替えやすそうだし、250g✕4の小袋仕様になっているのが嬉しいです。650~700円とコスパがいいのも助かります。


◆ヘアボールは過剰ケアにご注意
毛球症予防(ヘアボールケア)系の商品は「油脂の潤滑作用で毛球を排出する」ものと「繊維質の力で排出する」商品があります。
油脂の効果を狙ったペレットは通常の商品には入っていない植物油脂やヒマワリなどが添加されていて、粗脂肪4~7%と脂肪分もカロリーも高くなっています。
某メーカーのヘアボールケアサプリメントの主原料はショ糖(砂糖)と植物油です。バタークリームみたいでおいしそうですけどね。。

人間用でも小林製薬から油脂潤滑作用を使った「オイルデル」という便秘薬が出ているのでうさぎに限らず油は効果的なのでしょう。相変わらず小林さんはネーミングが素敵です。

でもサプリと毛球予防のペレット両方あげたら食事がオイリー過ぎですね、きっと。


◆Wooly シニアブルーム

粗たん白質
(%)
粗繊維
(%)
粗脂肪
(%)
カルシウム
(%)
粗灰分
(%)
水分
(%)
シニアブルーム13.5-15.517.5-21.03.0-4.00.5-0.66.0-7.53.0-4.5

>>原材料
牧草:ティモシー/イタリアンライグラス/バミューダグラス/クレイングラス
穀物:小麦ブラン/コーンフラワー/大麦/オーツ麦/脱脂大豆/エンドウたんぱく/小麦粉/米ぬか
ハーブ:アルファルファミール/ランスロット/クワ葉/ビワ葉/オレガノ精油/かぼちゃ種子/オオバコ/スイカズラ/ベニバナ/ひまわり種子/アマニ/ゴマ
その他:パーム油/ビール酵母/食塩/納豆菌/ミネラル類/ビタミン類/アミノ酸類/他

800g(400g✕2袋)

原材料の表示が細かくて成分表示も変動幅が書いてあるので安心してあげられます。
原材料は牧草以外の穀類・ハーブ・種子類などが多種類入っているためか数値的にそこまでヘルシーという感じではありませんが、普通の牧草をよく食べているのならペレットで食材のバリエーションをつけてみるのは栄養バランスがいい気がします。
ネット通販でも専門店でないと扱っていないので上記の条件5には当てはまりませんが、以前から一度試してみたいと思っていたのでこの機会に買ってみました。カロリー表示があるとなお嬉しいのですが。。
年齢的には「シルバーブルーム」の対象ですがややお高いので「シニア」にしました。
きっとそんなに変わらないさ。


◆オリミツ ナチュラルファイバー

粗たん白質
(%・平均値)
粗繊維
(%・平均値)
粗脂肪
(%・平均値)
カルシウム
(%・平均値)
リン
(%・平均値)
ナチュラルファイバー8.231.42.10.40.2

>>原材料
チモシー牧草/アップルファイバー/パパイヤ
500g

オリミツ商事さんのHPを見ると主食でなく「牧草」扱いになっていますのでこれも条件から外れてしまっていますが、原料がとてもシンプルなのに惹かれました。
アップルファイバーとパパイヤが入っていますがほぼ牧草だけで見た目もどちらかと言うとペレットよりヘイキューブが小さくなったイメージ。つなぎなしで固まっていて凄いです。
原料が明確なので違った意味でこちらも安心して購入できますし、当然ながら高繊維・低脂肪・低カルシウム。咀嚼回数が増えて歯の健康維持や肥満防止によさそうです。
こちらもカロリー表示がありませんが牧草+αと思われて推測しやすいです。


◆牧草以外の繊維質
ナチュラルファイバーの粗繊維量の多さはダントツでまさにチモシーそのものです。
ペレットで牧草以外の原料によく使われる糟糖類(ふすま/ブラン/ホイートミドリングス・米糠)や大豆殻・ビートパルプ・ポテトパルプなどはそこそこ繊維質が多い食品で、これらの原料の繊維もペレットの「粗繊維」の数値に反映されています。
安易な計算ですが「粗繊維が30%のチモシー」と「10%の混ぜ物」が1:1でも粗繊維20%のそこそこ繊維質の多いペレットになるんですね。
これら穀類などの副産物は牧草と比べると消化機能の促進や栄養価の点で劣りますので、選ぶときは成分表と原材料を照らし合わせながら決めるといいと思います。


◆ハイペット うさぎのきわみ

エネルギー
(約kcal
/100g)
粗たん白質
(%)
粗繊維
(%)
粗脂肪
(%)
カルシウム
(%)
粗灰分
(%)
水分
(%以下)
うさぎのきわみ24014.0-16.020.0-24.02.0-4.00.5-0.75.0-8.010.0

>>原材料
牧草(チモシー、アルファルファ)/豆類(きなこ、おから、脱脂大豆)/野菜類(にんじん、小松菜)/糟糠類/オリゴ糖/乳酸菌EC-12(殺菌処理)/ミネラル類/ビタミン類/アミノ酸類/他
850g

小麦不使用に加え、代替品としてよく使われるポテトやタピオカなどのでん粉類、トウモロコシ・えん麦などの穀類も使用しない「グルテンフリー」&「でん粉類・穀類フリー」のペレット。
パッケージに「吸水して直ぐにほぐれるので胃腸内で分散しやすい」とありますので歯があまり丈夫でない子や高齢うさぎさんに食べやすそうですし、でんぷん質がなくて栄養価が高いのは長毛種の子にもありがたいです。
豆成分が多いからかタンパク質がやや多めで、成長期や換毛期の栄養補給にもよさげです。
ちなみに850g/1,944円(税込)と今回一番の高額商品。
米5kgくらいの値段だし!


◆「グルテンフリー」どうでしょう
ジョコビッチ選手やハリウッドセレブの影響で?うさぎ界にも「グルテンフリー」の波が来ています。アレルギーではない人間やうさぎへのグルテンフリー効果については私にはよくわかりません。。でも気になるので買ってみました。
昨年受講したうさぎの食事のセミナーで「毛球症では純粋な毛球よりも粘土状の塊が詰まっている症例が多く、この粘土物質はグルテンが発生要因の一つになっていると言われている」というお話がありました。
何となく普段からお腹の調子がすぐれない子は試してみるのもいいかなと思います。
ただ人間と同じようにうさぎの消化機能にも個体差がありますし、グルテンに限らずでんぷん質・糖質はいずれもお腹の不調の原因になりますので小麦粉さえ摂らなければ毛球症にならないというわけではありません。お互い糖質はなるべく控えたいところです。


◆ハイペット ナチュラルレシピ りんごはちみつ

ナチュラルレシピエネルギー
(約kcal
/100g)
粗たん白質
(%以上)
粗繊維
(%以下)
粗脂肪
(%以上)
カルシウム
(%)
リン
(%)
粗灰分
(%以下)
水分
(%以下)
りんごはちみつ26013.021.02.00.4-0.60.4-0.66.010.0

>>原材料
チモシー/小麦粉/糟糠類(ふすま、米糠)/アルファルファ/コーンミール/グルコース/はちみつ/アップルパウダー/食塩/オリゴ糖/乳酸菌EC-12(殺菌処理)/ミネラル類/ビタミン類/アミノ酸類/他
500g

他と比べると変化球な商品な気がしますが数値や原材料を見ると割とヘルシーです。
粗挽きチモシーと乳酸菌で毛球予防、アミノ酸(リジン・メチオニン)で被毛の健康、リンゴとはちみつでおいしく食べてもらおうという個性や強い自己主張はないけれど誰にでも合うオールマイティー感のあるペレット。
上から見てくると原材料のでんぷん成分が多いような気もしますが、繊維質も確保しているのでそれほど比率は高くないのかな。
ものによってはふすまが主原料なんていうペレットもまだまだありますもんね。
500gで700円と買いやすい量とお値段も魅力。


◆乳酸菌は
イースターやハイペットの商品に入っている「殺菌処理乳酸菌EC-12」。生きて腸まで届く乳酸菌などの微生物を含む食品を「プロバイオティクス」というのはヨーグルトの広告などでよく耳にしますね。
うさぎの胃は強酸性(ph1.0-2.0)なため生きた乳酸菌を腸まで送るのは難しいのですが、死菌であるEC-12は生きた菌よりも胃酸で菌数が減少せずに腸まで届き免疫活性を誘導してくれる「プロバイオティクス」効果をもつ乳酸菌です。
また、腸内で善玉菌を増やしてくれる作用を持つ食品のことは「プレバイオティクス」といって牧草の食物繊維やオリゴ糖などがこれに当たります。
この両方を同時に摂取する「シンバイオティクス」は腸内環境を高めるのはもちろん、他にも抗アレルギー効果や免疫機能の向上の効果もあります。

うさぎの腸内には乳酸菌が少なく最善の乳酸菌の種類も不明だそうですが、乳酸菌サプリで効果があったといううさぎさんもいるので腸内環境はうさぎそれぞれなのか。。謎ですね。
同じ食事内容でもウンチがいい子と軟便する子がいたりと、体質によって適切な食事が違ってくるのがうさぎの食事管理の難しいところです。

そのうちそれぞれのペレットで所長の嗜好性テストなどしてみたいです。
また、ペレットを変えて所長の身体に何か異変?などが起こったらそれも書きたいと思います。


参考資料:ラビットフードについて/2016年6月26日@EIC(Exotic Information Center)
講師 霍野晋吉(獣医学博士・エキゾチックペットクリニック院長)

昨年受けたセミナーの霍野先生のお話を参考にさせていただきました。
当日の資料と説明がイブラヒモミッチさんのEvernoteにアップされています。

クリニックのHPにも解りやすく詳しい食餌についての説明がありとても勉強になります。

参考HP:コンビ株式会社 ファンクショナルフーズ事業部
高密度濃縮殺菌乳酸菌EC-12

お客様-むぎちゃん

今週は昨年10月にも来てくれたむぎちゃんが来ています。

 

3歳の女子とあって所長とはライバルみたい。いつも柵越しに火花をちらしています。

 

でも所長より美人で小顔でスタイルがいいのだ。

 

いや、胴長かも。

 

「何だって?」

 

マイペースに遊んだあとは

 

足の間でまったりするのも大好きな甘えん坊むぎちゃんです。