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ブンちゃん腫瘍ができる

久々ブン所長です。保護されてから10年が経ちました。今まではよく食べるしほぼ病気知らずの孝行娘。私が油断していたのです。

1ヵ月前くらいから胸の肉垂が大きくなってきたのが少し気になっていました。加齢で垂れているのかな?と思っていたのですが、どんどん大きくなっているように見え、数日前に触ってみると内部に固いしこりがありました。

 


もっと早く気づいてあげればよかったのですがあまり胸を揉むことがなかった。。
言い訳になりますが胸はうさぎが触られて嫌がる場所なのです。
抱っこするときも脇の下に手を入れてしまうので完全に盲点でした。慌てて翌日に病院に行きました。

 


結果は肉腫、いわゆる悪性腫瘍だろうということでした。
左の写真が今年の3月、右が今回の写真。誰が見てもわかるくらい、半年、いやここ数ヵ月で劇的に大きくなっています。
すでに4.6×3.7cm。何で気づかなかったの、悔やみきれない。。

 


組織検査をしたわけではないのですが、脂肪腫であればもっと中で動くはずだし丸っこい。
ブンちゃんのはガッチリ胸の組織に張り付いていて形もデコボコしています。
位置的に膿瘍の可能性も低そうだと言われました。
すでにかなり大きいし、頸動脈や気管も近いので手術しても取り切れないだろう。取り切れないとまたすぐに大きくなってしまうし、年齢的にも11歳くらいとハイリスク。もし希望があれば手術するけど予後も良くないだろうというお話でした。

 

動画の前半が9月14日、後半が11月12日です。2ヵ月で急に膨らんでいます。
後半ではチッコしてて可愛い。



手術の件はとりあえず検討することにして、この日は姫松茸のサプリとやらを頂いて帰りました。

帰ってきて呑気に牧草を食べるブンちゃん。レントゲン撮られただけなのであまり落ち込んでいません。

 


外にも出て気分転換、毎日の日課だもんね。
まだ食欲はあり一番刈り牧草も食べられて、腫瘍は本人にとってはまだちょっと毛づくろいの邪魔になるくらいにしか思っていないようです。

サクサクした落ち葉が美味しいのかな、何でも食べてね。

 


顎を乗せると楽かと思って定番のネックピローも出してあげました。
使っているように見えるけど全然使っていない。笑
そのうち良さがわかって使ってくれるといいな。

 


胸からの圧で少し眼が飛び出してみえます。
腫瘍の大きくなるスピードが早いので今後の進行が心配ですが、残された時間をブンちゃんがなるべく苦しまないで楽しく過ごせるようにしてあげたいです。

本当にゴメンね、ブンちゃん。

 


何かできることがあればアドバイス頂けるとありがたいです。

飼い主さん、うさぎさんが嫌がっても胸は時々揉んであげて下さいね!

 

元気そうに走る今日のブンちゃん。楽しいことたくさん増やそうね。

ブン所長の原因不明のクシャミと涙

本格的に寒くなってきましたがうさぎの皆さん体調はいかがでしょうか。
そろそろ夜は暖房入れてもらって下さいね。

ブン所長は私が約8年前に引き取ってからほぼ病気知らずで過ごしてきましたが、今年の夏は珍しく通院が続いておりました。

◎6月頃から~
呼吸時に鼻が詰まったような音を出すようになり時々クシャミをするようになってきました。
ただうさぎは高齢になると、寝ている時などにいびきのように鼻を鳴らす音が大きくなる子は多いので「所長ももう9歳くらいなので歳のせいかな?」とその時はあまり気にしませんでした。
ところが8月の後半になってくるとクシャミがかなり頻回になり発作のように激しくなってきました。

 


◎8月末~
これは何かの病気だと思い、病院へ。この時はてっきりパスツレラの感染で出たスナッフル症状だと思っていました。
診察を受けたところ鼻水は無色透明なので感染症なのかなあ??というお話になりましたが他に異常もないのでとりあえず抗生物質を頂きしばらく内服してみようということになりました。

先代のウサも8歳くらいの時にスナッフルの症状が出ましたが、抗生物質を使って数日で治まったのですぐに良くなると期待しました。
しかし今回は何日経っても全く症状が変わらず。。
他に考えられるのはダニか。。もしや歯根のトラブルか。。?

所長はフケは出ていませんが背中を見てみるとハゲがありますし、歯ぎしりも多いような。。こうなってくると全てが疑わしくなってきます。
ただ所長は5年位前にも歯ぎしりが多すぎて受診したら何でもなかったというもともと歯ぎしり多めのうさぎ、しかも撫でられて爆睡するとヨダレも垂らすので歯のトラブルと紛らわしい。。

歯に関しては毎回口内を見てもらって問題ないと言われているし牧草もよく食べているし、クシャミ発作が出た時は鼻の周りをビシャビシャにして落ち込んでいますが食欲や元気はあるので違うのかな。

被毛の検査ではダニは居ませんでしたが、一応ダニも疑いレボリューションも試してみましたがそれでも変化なし。。
背中の脱毛に関してはケガや注射の跡などでハゲが残ってしまったのでは、とのことでした。


◎9月初旬~
9月に入り抗生物質も無くなった頃、相変わらず日々のクシャミ発作は続いていましたが、今度は左目から涙が溢れてくるようになってしまいました。
鼻詰まりに涙とかなり痛々しい状態に。

再び病院へ。やはり異常所見はなかったのですが、もしかしたら家にある牧草の粉や敷物の繊維など物理的な刺激によるものではないかとのことでした。あるいは何かのアレルギー??
リンデロンという目薬をもらいしばらく点鼻&点眼して様子を見ることになりました。リンデロンは目にも鼻にも差せるんですね。

原因物質について色々考えましたが、今年新しく導入した敷物や繊維製品などはないし牧草もいつも買っているところのもの。

気になったのは今年はコロナのせいでお客さんが少なかったので春先に買った牧草がなかなか消費されなかったことです。
もしかしたら古くなって質の落ちた牧草が悪さしているのかもしれません。
丁度そろそろ新刈りチモシーが出る頃なので思い切って古い牧草を破棄して新刈りと入れ替えてみました。
う~ん、牧草はよく食べるようになったけど症状は変わらず。。笑

つまりは本当に歯は悪くないんだなと思いました。既にクシャミの症状が出はじめてから数ヵ月経ってるので歯が悪ければ顔のどこかが腫れてきたり目が飛び出したり食欲が落ちたりするはず。。
感染症であれば1週間も放置したら黄色い鼻水も出るし鼻の周辺がカピカピになったりするそうなのでそれも違うようです。

リンデロンは使い始めてから2~3日は症状が改善したのですがまた元通りに。。


◎9月中旬~
再度受診して鼻涙管洗浄をしてもらいました。かなり汚れが取れましたがそれでもダメ。
娘が心配して「ダニ取りシート」なるものをくれたのでそれもマットの下に設置してみました。
しかしこの頃になると私の中で新たに疑わしい物が浮上してきました。

もしかしたらこれじゃない。。?
ワンプッシュ殺虫剤、メチャメチャ効くので昨年から徐々に使い始めたのですが今年は予防的に毎日のように使っていました。

成分は「トランスフルトリン」と言うもので殺虫剤全般によく使われているピレスロイド系(スプレー・ベープリキッド・蚊取り線香・衣類の防虫剤など)の成分です。哺乳類には安全らしく、今までこれらの殺虫剤を使って症状が出たことはなかったのですが、トランスフルトリンは哺乳類でも過剰に吸入するとクシャミを誘発するらしい。(ピレスロイドで調べると安全って書いてあるのにぃ。。)

ベープリキッド(メトフルトリン)などはずっと使いっぱなしでも平気でしたがこれは少量で長時間効果が続くんだからそこそこ毒性が強いのかもですね。

これで確定ではないですけど9月に入ってからはほぼ使っていないので良くなってくるはず。。


◎9月下旬~
涙は徐々に引いてきて、目の周りがキレイになりました。クシャミはまだ出るものの、鼻の周りの毛のビシャビシャと鼻水焼けの赤みは解消されたので状態は良くなっているはず。

まだ壁に染み付いていると思われますし、症状の進行も遅かったので治るのもきっとゆっくりでしょう。

 

そして現在のブン所長。クシャミはまだ出ますが発作の起きない日も出てきました。目は完治しています。

本当にこの殺虫剤のせいなのか。。確信はないですけど哺乳類でも神経症状など体に影響が出るのは間違いないので来年使う時は気をつけて下さい。

自戒もこめて。。

 

うさぎはぶどうを食べても大丈夫?

皆さん、うさぎのオヤツはどんな物を与えていますか。
SNSなどを見ていると、時々うさぎのオヤツにぶどうをあげる飼い主さんをみかけます。そうすると「うさぎにぶどうは危険です」などのコメントがつき、飼い主さんがうろたえて「早く病院へいかなきゃ。。」みたいな流れになることも。

ぶどうが危険といわれる理由は「犬にぶどうを与えると尿管の細胞が壊死してしまい、最悪の場合命を落とすこともある」ということが周知されているからです。
何の成分が悪いのか解りませんが、少なくとも犬の体質には合わない。ぶどうにそんな恐ろしい作用があるなんてビックリですよね。

うさぎに関しては実際のところどうなんでしょう。

結論から言うとあげても大丈夫です。

腎不全になったり細胞が壊死したりはしませんので慌てて病院に行く必要はありません。
エビデンスは。。うちのうさぎ達の生体実験?です。

 

うちの先代のウサさんには毎日レーズンを5粒くらいあげていましたし、ブン所長もぶどうやレーズンが好きなので時々食べてます。

昨年来ていた11歳のちょも太くんが毎日食べているグラノーラにもレーズンが入っていましたが快食快便で内蔵も問題ありませんでした。

パッケージにも思いっきりぶどうの写真が載ってますし、特に健康被害も報告されていないっぽいので大丈夫でしょう。
それに「うさぎがぶどうが原因で死んだ」という話は今のところ聞いたことがありません。

 

そもそもうさぎと犬猫は食性が違うので体内で分解できる成分に違いがあります。
うさぎは長年草食動物として生き延びてきたため犬猫が分解できない植物毒を分解できる酵素を持っているのです。

とはいっても基本的には安全かどうかわからない食材はネットなどで一度調べてからあげて下さいね。
他の動物をペットに飼っている方もむやみに色々と試したりしないように。。

ちなみに、できればお腹で水分を吸ってしまうレーズンよりは生のぶどうがおすすめです。
ドライフルーツは消化する過程でお腹の中でかなりの水分を必要とします。
お水をたくさん飲んでくれればいいのですが。。実際あまり飲まない子の方が多いですよね。
生のフルーツや野菜は約80%~90%が水分なのでせっかくなのでオヤツで水分補給もしましょう。

写真は生のりんごと市販のドライりんごのオヤツですが、生の方はちょっと多すぎくらいに感じますが乾燥した方は普通に1枚あげてしまいそうです。

うちのブン所長もレーズン3粒はペロッと食べてしまいますがぶどうを3粒あげると途中で飽きます。
オヤツのあげすぎ防止のためにも生の食材は優れています。

生のフルーツならうさぎさんもたくさん食べられて満足、水分でお腹の流れも良くなるのでうっ滞のリスクも下がって飼い主さんも安心のウインウインですね。
常に新鮮なものを買わなければならないのであまり経済的ではありませんが。。

それでもドライフルーツや野菜は絶対ダメとは思わないのでカロリーには気をつけつつ、オヤツに少量あげる分には問題ないでしょう。

シャイニーちゃん復調する

久々のシャイニーちゃん。

 

最近は他のお客さんも来ないので静かに過ごしています。

 

でも食いしん坊なのでご飯やオヤツの時間だけはかまくらに乗ったり降りたり大騒ぎ。

 

一人だと長めの部屋んぽ時間も楽しめるので満足そうです。

 

今までは寝るときも丸くなって体制を崩さなかったのに足を伸ばして寝るようになりました。
シ「アタシは一人暮らしが性に合っているみたい」

 

まだリラックスしきれてない感じだね。。

 

2月のブログにも書きましたが、シャイニーちゃんは今年に入ってから歯が悪くなってきたようで固い牧草を食べなくなり、口の周りが野菜の汁で汚れるようになり、

 

4月の初め頃にはバナナもうまく食べられないほど悪化していたのですが。。

 

なぜか最近調子が戻ってきました。

 

大好きなぶっといオーツヘイを頬張ってご満悦な顔です。

 

黒ずんでいた鼻の頭らへんも少しずつきれいになってきました。

 

食事量が減ってしまったので栄養不足にならないように野菜を刻んだり量を増やしたのが効果があったかな??すり合わせを増やすことで歯は摩耗しますが、野菜だけでは牧草にはかないませんのでよほどうまい具合に削れてくれたのでしょう。
病院にも行っていないのであまり参考にならず申し訳ないですが。

 

シャイニーちゃんはもともとゆっくりよく噛んで食べるタイプなのもきっと良かったよね。
シ「何だかわかんないけど好きなものが食べられて幸せ」

 

満足するまでのびのび遊んだら

 

お部屋に戻って大好きなかまくらにIN。

 

シ「アタシは百合子のいいつけを守ってステイホームよ。みんなももうしばらくは自粛すんのよ」

 

もうすぐお家に帰れるかも!

お客様-折返しだよシャイニーちゃん

昨年8月から1年の予定でお預かりしているシャイニーちゃん。
今日でちょうど滞在半年を迎えました。

 

来たばかりの頃は10年暮らした家族と離れ離れになったショックで軽く人間不信になったのか、どこを触ってもキレるし爪切りでも大暴れ。
今ではナデナデされに来たりこんなお茶目な顔でオヤツの催促をするようになりました。

 

シ「食いしん坊なのでオヤツの気配には敏感なのです」

 

たまにブログにも登場しますが昼寝のときは柵に頭を食い込ませて寝ています。
頭痛にならないのかしら?笑

 

シ「適度な刺激で目覚めスッキリ」

 

そんなシャイニーちゃん、最近歯が悪くなってきたようで口の周りが食渣(しょくさ)で汚れるようになってきました。

 

うさの木に来る前から歯の調子が悪く、たまにペレットをふやかしたりしていたそうです。
ペレットはまだ食べるし状態は保っているのかもしれませんがそろそろ心配だね。

 

口角の毛はカピカピになってしまうのでたまに短くカットしています。

 

野菜は切らなくても食べられますが切った方が食べやすいし口の周りが汚れないよね。

 

シ「そうでもなくね。。?」

 

牧草は固いものはうまく食べられないのでケージの中では3番刈りチモシーをあげているのですがシャイニーちゃんは固い牧草が好きなのです。部屋んぽのときには落ちている1番刈りにチャレンジ、噛み切れなくて不満ながらも諦めずにいつまでもモグモグしています。
いざとなったらイタリアンライグラス頼みだけど繊維質が少ないんですよね。

 

治療に関しての通院や細かい判断は飼い主さんにお任せしたい。。あと半年温存してくれるかな。
野菜と柔らか牧草をたくさん食べて頑張って、シャイニーちゃん。

 

お客様-ちょも太くんお家に帰る

大分前のことになってしまいますがちょも太くんがようやくお家に帰れることになりました。

 

迎えに来たママさんに抱き上げられるちょも太くん。久々の感動の対面です。

 

お家に帰るといってもご家族の住む東京の自宅ではなく、ママさんのご実家の方に2人で移動し、体調の優れないおじいちゃんおばあちゃんのお世話をします。
ちょも太くんはママのお手伝いができるかな。

 

最近では前足も立たなくなってきたちょも太くんのためにストレッチポールのようなものを脇に入れて支えたり、100均の鍋ぶた収納ケースに入れて立たせたりとママさんは工夫してくれています。鍋ぶたのはサイズがピッタリでよく見つけましたね!

 

背後の名画っぽいふすまとシャレた畳が格式高くて名将ちょも太さまみたいになってます。
相変わらず食欲は旺盛でママさんがびっくりするほど野菜を食べるそうです。
いつまでも元気でママを支えてあげてね。

 

こちらは若い頃のちょも太くん。目の白いちょも太くんしか知らない私には新鮮です。
やはり10年間の思い出のあるご家族のもとで余生を過ごすのが一番よね。若干「ちょも太ロス」にはなりましたが無事にお返しできてホッとしてます^^

 

娘の友人がちょも太くんの「圧迫排尿」の動画を撮って素晴らしい編集をしてくれました。
それぞれのやり方があると思いますがひとつのご参考になれば。
是非見て下さいね~!

お客様-最近のちょも太くん、増毛中

寝たきりで影の薄いちょも太くんですが何となくギリギリを保ちつつ頑張ってます。
うさの木に来て3ヵ月目に入りました。

ご飯は野菜を5時間おきくらいに4回食べています。この量を完食したりちょっと残したり、結構食べるでしょ。サラサラのオシッコがたくさん出てありがたいのです。粉っぽいオシッコはよろしくないです。
ペレットは1日6gくらい。前からの習慣でグラノーラを足すとよく食べるそうでペレットの1/3量くらいを混ぜています。
その他おやつにバナナやチモシースティックを食べたりと動かない割に高カロリー食。

 

手足が弱るといちいち首を下げて食べるのもしんどいので空き箱やダンボールなどで段差を付けてお皿を高くしてあげると食べやすいですよ。ペットシーツを巻いて輪ゴムで止めれば皿が滑らないし汚れてもシートを替えればOK。

 

うさぎらしからぬ寝姿ですがご飯の時間以外はこうして横になっています。床ずれするといけないので食事の度に左右の寝る向きを変えて。寝床はフリースのベッドパッドやsusuマットなどを4枚くらい重ねてます。まだ頭を上げることはできるので枕元に牧草を置いておくと時々起きてムシャムシャ食べてます。

 

周りで何が起こっているのかはもう解ってないみたい。
女の子が遊びに来ても全く気づかないなんてもったいないなあ。

 

でも時々気配を感じると顔を上げて匂いを嗅いだりしています。嬉しいかな?

 

うさの木に来てから3回お尻を洗いました。飼い主様がかかりつけの獣医さんに「風呂は入れない方がいい」と言われたらしく、来た当時は毛玉だらけで皮膚も炎症していたのですが最近毛も生え変わってきたので古い毛玉もはがれて大分マシになりました。うさぎの風呂は推奨はしませんが皮膚病になるのである程度汚れたらお尻を洗いましょう。
この写真は8月26日の写真。来た当時の写真はかなりキチャナイのでお見せできません。笑

 

2回洗った後なので皮膚炎も引いて足の付け根から新しい毛が生えてきてます。黒い毛が新毛で足首の方に向けて伸びているところです。

 

そしてこちらは約2週間後の9月10日に3回目のシャワーした後の写真。全体的に生え揃ってる感がありませんか。

 

じゃじゃ~ん。足首まで毛で覆われましたよ^o^

 

ちなみに反対側はこんな感じ。食べている量の割に痩せていますが食糞ができないので栄養不足気味になるのは仕方ないのです。筋肉も落ちているしね。
飼い主様のご家族の具合が良くないためお家に帰る日がまだ未定なのだ。。もう少し頑張れちょも太くん。

 

女の子たち優しい。

お客様-シナモンくんお家に帰る

うさの木に1年近くお泊りしていたシナモンくんがついにお家に帰れる日が来ました。

 

シ「ホント? ママのお家に帰れるの?」

 

前に住んでいたお家とは違うけど広くなるらしいよ。ここよりずっとのびのびできそうだね。

 

シ「どんなお家か楽しみだな」

 

シ「ソワソワ。ソワソワ」

 

ママさんは引越し作業で忙しいので、お迎えにはママさんのママさんが来てくれました。
体重が3キロもあるので大変そう。
シ「うさの木、バイバ~イ」

 

ケージに入ったら早速レタスをむさぼりはじめる気持ちの切り替えの早いシナモンくんです。
ママとの新生活楽しみだね。うさの木で1年頑張ってくれてありがとうね。

 

3月から続いている脱毛ですが、
3月22日にはすっかり抜けていたのが

 

4月7日にはゆっくりですがだいぶ生え揃ってきました。
結局何が原因だったんだろうか。多分ストレスかと思うのでママと過ごすうちによくなる気がします。色々と不自由させて申し訳なかったね、お大事にして下さい。

 

シナモンくんの脱毛&ママさんの面会

さて、昨年の5月からステイ中のシナモンくん、この1年近く体調も崩さずいつも元気いっぱいだったのですがここに来て脱毛に悩んでいます。

2週間ほどまえから気になりはじめたのですが両方の足の付根のところが脱毛している、というより毛がゴワゴワして絡まっている状態になってしまいました。

最初に見つけたときは、食べたあとすぐに毛づくろいしたからベタベタしたのかな、と思ったのですがその後じわじわと広がっていき擦り切れたような赤みが出てきました。湿疹や腫れなどの皮膚症状はありませんが心配です。

ママさんに連絡して水曜日に動物病院に行ってきました。
全身状態はとても良く、私は歯のトラブルからヨダレが出てかぶれているのでは、と少し心配だったのですが歯の状態も良いとのこと。

皮膚の脱毛の原因として考えられるのは
・ダニ、ノミなど
・真菌(カビ)によるもの
・その他心因性の原因など

見た目には何が原因が原因か解らないのでこの時期増えているというダニ、ノミの検査をしていただきました。

全身の数ヵ所の毛の根本をセロテープでペタペタ粘着したもの顕微鏡で見てもらいましたが今日見た限りでは何も居ませんでした。ダニやノミであれば主にうなじや背中の辺りにフケが出るのでちょっと違うかなという先生の見解。

ただこの時期はダニ感染の患者さんが増えているらしく、牧草などにも付いていることがあるので予防のためにも背中に外用薬の投与(レボリューション)をして頂きました。

もしこれで良くならないようなら真菌の可能性もありますが、真菌は通常痒くなったりしないのでこんなに脱毛するまで舐めてしまうことは考えにくいそうです。
しかも真菌の検査は菌を培養するため2週間ほどかかるそうなのでとりあえずこれは保留に。

それでもなければ心因性のストレスなどですが私はこれが一番可能性として高い気がしました。
1年はウサギにすれば7年ほどの長期間なので預かり宅での不安定な生活はやはりストレスになっているのではないかな。
ブン所長もうちに来るまでは自分で毛を抜いてしまってボサボサだったし。

お家に帰ってママさんとの暮らしが落ち着けば治るのではないかと思います。

とりあえずこれ以上舐めて赤みが悪化しないようクリアケースでエリザベスカラーを作り、ゲンタシンをぬりぬり。でもカラーもストレスになってしまうので1日で外しました。

しかも普段からたくさん食べるシナモンくんは思った以上に盲腸糞が多く、サークルも足も汚れてしまうので長期の装着は難しそうです。そして盲腸糞が食べられないせいでたった1日で痩せてしまいました^^;

おかげで赤みは引きましたが。。。このまま舐めないといいな。
シナモンくんには不便な思いをさせて申し訳ないけどもう少しだから頑張ってね。

 

そして日曜日には久々にママさんが会いに来てくれました。

 

早速飛びつくシナモンくん、元気は余っているのです。
シ「ママさん、久々やんけ!」

 

マ「まあ慌てなさんなって」
シ「おうっ相変わらずママはクールっすね」

 

2月に5歳になったのでお誕生日プレゼントのオヤツをもらって

 

可愛らしくぬいぐるみ抱っこ。

 

シ「今まで5年間黙ってたけど実は抱っこは嫌いなんだぜ」

 

シ「オレは本当は攻める側のウサギなのさ」

 

と言いながらもママさんに耳つぼマッサージされて動けなくなる受け身ぶり。

 

すっかりとろけたシナモンくん、帰るまでに脱毛治したいね。

 

たっぷりスキンシップ。

ペットの感染症

ニュースでご存知の方も多いと思いますが、8月に都内にある猫カフェで猫パルボウイルス感染症(猫汎白血球減少症)が蔓延し数匹のネコが犠牲になりました。
店からの公式発表と営業停止までに時間がかかったことから、その間に店を訪れたお客さんの多くが感染猫と接触してしまい、猫飼いさんや猫カフェ界隈では大問題になりました。
でもやはり感染するのが猫だけなためか、ニュースにはなったものの1ヵ月も経たないうちに店は営業再開し、問題は大方収束してしまった感じです。
ワクチン接種をして適切に猫を飼っている方が多いお陰で感染も広がらなかったのでしょう。

もちろんカフェの猫たちも全員ワクチンを打っていたようですがパルボの感染は100%予防できるわけではなく、子猫などで接種時期によってはうまく抗体ができないこともあるのです。
今HPを見ると該当の店のスタッフは全員今年生まれの子猫なので、8月以前も子猫カフェ状態だったなら不幸にもワクチン効果が得られなかった子が亡くなったのでしょうか。
感染した猫は回復した後もしばらくはウイルスを排出し、体外に出たウイルスは6ヵ月~2年は感染力が持続するそうなので、運良く生き延びたスタッフ猫ちゃんたちもしばらくは油断できません。今いる店のスタッフ(新入社員?)は健康に過ごせますように。

パルボウイルスはうさぎには感染しないので私はパルボに関してはほとんど無知だったのですが、調べてみると発症から死亡までの症状の進行の速さやウイルスの感染力の強さが尋常じゃなく、しかもアルコールや熱湯消毒が効かないという厄介なウイルスのようです。

猫カフェや多頭飼育でパルボが発生した場合の最低限の対応ガイドラインやマニュアルみたいのはないのでしょうか。

今年の7月に山梨にあるCat Room ねこりばという里親募集もしている猫カフェでもパルボが発生したそうですが、そのカフェのオーナー様及びスタッフの対応が素晴らしく、記事を読んで感動してしまいました。マニュアルにしてもいいくらいな気がします。

「命を落とした猫はゼロ!「Cat Room ねこりば」に学ぶ”パルボウイルス感染症対策”」

こんな愛と情熱に溢れた人間たちにお世話されるカフェの猫ちゃんたちは幸せでしょう。猫カフェもピンキリです。


うさぎの感染症でよく知られているのはスナッフル(鼻炎)とEz症(エンセファリトゾーン症・斜頸などの脳の障害を起こす)です。一応人間にも感染すると言われてはいますが症例は見当たらないのでよほど抵抗力の落ちた人じゃなければ大丈夫だと思います。
スナッフルの代表的な原因の「パスツレラ」という菌は哺乳類・鳥類の多くが常在菌として持っているので動物と接触する上では避けられません。Ez症の原因のエンセファリトゾーン・カニキュリという原虫(最近は真菌という説あり。それでも駆虫薬のフェンベンダゾールは有効なのかな?)もうさぎの何割かはキャリアと言われており、これも気を使いながら接触するしかありません。
もちろん罹患した子は隔離し、お世話の後ではまめに消毒したりと気は使いますが、Ezでも体外に出て感染力が持続するのは1ヵ月程なのでパルボほど長期間気にしなくてもOKです。
Ez症のワクチンができるとうさぎ飼いとしてはとても嬉しいですねえ。

パルボは違いますが、今年の動物取扱研修が人獣共通感染症についてでした。これから研修を受ける方もいると思いますが、講義の先生のパワポ資料がてんこ盛りでしたので少しまとめてみました。
もちろんこれで全部ではなく、割と日本で身近なものだけです。

◎日本でわりと耳にしがちな人獣共通感染症

 

「猫に引っかかれたらミミズ腫れが!」といった軽症なものから、発症したら必ず死亡するものまで様々です。
予防としてはベタですが、動物と接触後の手洗いやお世話するときのマスク着用など、菌に関しては常在菌や弱毒微生物の日和見感染が多いので免疫力が落ちたときや老人・幼児などはあまり接触しないようにといったことでしょうか。
でもこれだけ災害・水害の多い日本で感染症が蔓延しないので、一般に公衆衛生の知識が浸透しているのですね。

参考資料(HP)
NIID国立感染症研究所 感染症の話
パルボウイルスwiki
【猫カフェ】mochaのパルボ騒動について