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ブンちゃん、キノコのサプリを試す

その後のブン所長、通院が続いて疲れたのか数日間はお腹の調子がいまいちでしたが暖かくしてよく寝たので復調しました。ヨーロッパ産の寒さに強いアナウサギとはいえ、高齢者はとっても寒がりです。

胸がつかえて苦しくないように寝るとすかさず首にタオルを差し込んでみる。。気が向くと使ってくれています。

 

寝そべることはできますが横にはみだしたお胸が邪魔そう。腫瘍は左肩からも触れることができるくらいに広がってます。季節的に寒いのもあるかもしれませんが箱座りしていることが多いです。

食欲は少し落ちてきたのか以前の2/3くらい。少しずつしか食べられないようで朝ご飯の野菜を、前は30分で食べきってたところ今は午前中いっぱいかけて食べています。

 

前から多かった野菜を更に少し増やしました。何故か大好きだったニンジンは食べなくなってしまいました。牧草は食べているので硬さの問題ではなく好みが変わったみたいです。
ペレットは5g/日くらいだったのを腫瘍ができてから痩せたので少し増やして、でも後述のオヤツっぽいサプリも増えてしまったので8gくらいに抑えてます。

 

病院を回った結果、何も治療はしないことにしたので、今後は痛みなどが出たら緩和ケアということになるのですが。。まだ諦めるのは早い、ということで腫瘍に対する免疫力をあげる方法はないか試してみることにしました。

もちろん食事に響かない程度にね。

 

私はデンプンを固めた系のサプリは基本アンチなので今までブンちゃんに使ったことがありません。本人が好きでオヤツとしてあげてるならいいと思いますが、健康なうさぎならどのような形のものでもサプリは必要ないですよ。

まずは手軽に買える「ガスピタン」。腸内環境が整っていると免疫力あがるなんて言いますもんね。

 

成分はラクトミンなどの乳酸菌群とセルラーゼ(セルロースを分解する酵素)、ジメチルポリシロキサン(胃腸内の気泡を潰してくれたりするシリコンの一種)。
これはうさの木のお客さんで今のところ最高齢記録を持つアレックスくんが毎日1/4ずつ食べていたので是非その長寿にあやかりたいな~と購入しました。味は普通にヨーグレットで美味しい、ブンちゃんが食べなきゃ私が使う。

 

そして「チカラのちから」というラムネ系サプリ。苦いですが好んで食べるうさぎさんも多いようです。とにかく信者が多くてレビューが凄い、もはやヤバい薬じゃん。
成分は植物プラセンタ、ハナビラタケ、アガロオリゴ糖、還元型コエンザイムQ10。特に斜頸に効果が絶大のようですがソアホックも治り腫瘍も小さくなるらしい。「んな訳あるかい!」と思いつつ迷っていたら娘が買ってくれました。笑

3ヵ月後にブンちゃんの腫瘍が小さくなってたら私が一番ぶっ飛んだレビュー書きますのでお楽しみに。
しかしラムネに慣れていないブンちゃんはいずれも好きではないようで、食べたと思いきや。。ベー(;´д`)1日2粒は難しそうです。

 

 

先日病院Aで頂いた姫松茸サプリも続けています。黒糖入りで甘いですが味に違和感があるのかなかなか飲んでくれず。

試行錯誤の末、大好きなハイペットのチモシースティックを砕いたものに振りかけるとパサパサに乾いて香りが飛んだ頃にようやく食べてくれるようになりました。
成分はヒメマツタケエキス、黒糖、グリセリン。

 

もう一つ、せっかちゃんの里親のT様が勧めて下さった「コルディ」。初めて聞きましたが冬虫夏草のサプリだそうで、先代うさぎさんに腫瘍ができた時に主治医に勧められたそうです。お高いので試しに小さいやつを購入してみました。
成分は冬虫夏草培養物、玄米、有機ゲルマニウム。

 

体重1kgあたり0.1g/日なのでブンちゃんは1カプセル(0.25g)の半分で充分。これとチカラのちから1/2粒くらいなら何とか無理なく続けられそうです。

しかし各々にハナビラタケ・姫松茸・冬虫夏草、とキノコ成分が入っていて、キノコの底しれぬパワーを感じます。毒と薬は紙一重って言うし。

 

ここにきて突然キノコ漬け?の日々を送ることになったブンちゃん。一気に色々始めたので何が効くのか解りませんが結果を楽しみにしばらく続けてみようかな。
最近はくしゃみで鼻水を排出するのが下手になったので、持病の鼻詰まりも悪化中。コップのお湯にミントオイルを垂らして1~2分嗅がせたりしてます。
ミントの香りはうさぎさんは割と好きですが1滴入れれば充分ですよ。

 

胸の被毛も皮膚の膨張に負けて割れてきましたが至って元気そうです。

庭で変な草を食べるブンちゃん。家の野菜は食が進まなくても、庭の怪しい雑草や枯れ葉はよく食べてます。外の空気の中で食べるご飯の方がおいしいんでしょうね。でもそれって食べていいヤツなのかい?

いずれにしろ、美味しいものを食べてよく寝て楽しく過ごすのが一番の免疫力を上げるサプリです。来年もずっとこの状態をキープできるように毎日を楽しみながら頑張ろうね。


お客様-みみのこんくん

久々のお客様は8月に来てくれたみみのこんくん。
珍名過ぎるのか通常はみみくんと呼ばれています。

 

おうちではサークル飼育なのかな、部屋んぽは改めてしていないそうです。
なので前回は出るのに時間がかかりましたが

 

今回は慣れてケロッとして出てきました。他にお客さんが居ないので安心しているのかも。

 

み「おうちでは人間の兄弟がいて踏み潰されちゃいそうなんだ」
3人の小さいお兄ちゃんお姉ちゃん達がいるのでお家はとても賑やかです。

 

み「ここは前と違って静かだな」
8月は夏休みのお客さんでいっぱいだったもんね。

 

み「他のお友達がいないじゃないか」

 

み「みんなどこに行っちゃったの?」

 

み「仕方ないからオレは一人気ままに遊ぶとするか」
みみくんは写真を見返すと必ず右手から踏み出しています。利き手なんですね。

 

み「バレちゃった? いつもスタートはこんな感じ~」

 

み「部屋んぽ慣れしていないとはいえ走るのは速いんだから」

 

み「でもブレーキをかけるのはちょっと下手くそでいつも尻もち付いちゃうの。。」

 

み「ホリホリもここで覚えてから練習に励んでいるよ」
だいぶ腰が入って上手くなったね。

 

右利きのみみくん、ここで数日の静けさを楽しんでいってね。

 

ブンちゃんのセカンドオピニオン

ブン所長の腫瘍について、先日行った病院Aとは別の病院Bにセカンドオピニオンに行ってきました。

どちらもうさぎ診療では有名な病院です。病院Aは長年通っているかかりつけ医で、診断や処置も的確な先生でとても信頼しています。病気のデパートだったダルくんや、胃拡張になった雪花ちゃんの命も救って頂きました。

 

病院Bは少し遠くてブンちゃんは初めて診察を受けますが、以前桃太郎くんを何度か連れて行っていたことがあったので院長先生とは面識があり、頼もしくお話がしやすかったので決めました。シャイニーちゃんも7歳のときにこちらの病院で子宮がんの手術をしたのち13歳の長寿を全うしました。

ちなみに桃太郎くんも来月には13歳、白内障が進んでいるそうですがとても元気です。

 

シャイニーちゃんは10月に13歳3ヵ月でご家族の見守る中で息を引き取ったそうです。
可愛いシャイニーちゃんは長期にお預かりしたこともあり、他のお客さん達にも人気者でした。

 

病院Bでは、先日のブログにも載せたX線の画像や9月から11月の胸の見た目の変化の動画、毎年の健康診断での血液検査の結果などを持って行ったので簡単な触診だけで診察は終わりました。
セカンドオピニオンであることもお伝えして、私が後々後悔しないように、サプリ以外にも他になにかできることがあればそれも検討してお話を伺いたいとお伝えしました。

 

先生は、恐らく線維肉腫だろう、手術自体はできるし取りきれる確率は7~8割くらい。(2~3割は取り残す)
ただやはり予後は衰弱するだろうし少しでも残っていればすぐ再発する。肺が汚い(病院Aでも言われた)のでもしかしたら転移かもしれない。
手術を希望するのなら改めて血液検査やCTで細かい位置を調べて手術の適応か判断するとのことで病院Aと同じような見解でした。

 

先生は手術には自信がありそうでしたがやっぱり年齢がネックだと、「本人も今のところ痛くないみたいだし、美味しいもの食べてこのまま過ごしてもいいんじゃないか」と仰って下さいました。

放射線治療もあるようですが週に1~2回通院して計7~10回程度、毎回全身麻酔しなくてはいけないようでこれは選択肢からは除外。。しかも完治はしないし、がん細胞によってはあまり効果が出ないとのことでした。

 

もしこのまま治療をしなかった場合は、今後は多分下に大きくなってくるので床に引きずって擦れたり、肉割れ(セルライトみたいなヤツ)したり、神経を圧迫すると痛みが出るかもしれないので飲み薬や注射で対症療法する。

気管を巻き込んで(気管の周囲を覆って)いなければ息苦しくはならない。X線画像を見たところでは今は気管が横によけている形なので大丈夫ではないか。徐々に食欲が落ちたり腫瘍に栄養を取られるので痩せてくるだろう、とやはり病院Aの先生とほぼ同様のお話でした。こちらでも検討しますとお伝えして帰ってきました。

 

ブンちゃんには私のエゴで慣れない遠出をさせてしまいましたけどいい子に頑張ってくれたし、私は気が済んだのでやはり行って良かったです。
病院Aでの診察以降、今回は行く前から手術には消極的になっていました。術後に病院で一人で逝かせてしまうのだけは避けたかったので。。でも迷いやモヤモヤが消えて気持ちが落ち着きました。

 

今回は検査もなく、5分くらいキャリーから出されて触診しただけなので、ブンちゃんは帰ったらちょっと怒ってたけどすぐご飯も食べてました。

ネックピローはおしりが安定するのが気に入ったようでこっち向きで愛用するようになりました。

 

毎朝張り切って外に飛び出していくブンちゃん。
この姿を見ると「まだ痛かったりはしないんだな」と安心します。まだまだお外遊び楽しんでね。

後半は工事の音がうるさいので音量注意!ブンちゃんも驚いているじゃないか~もう!

 

最近少し食欲が落ちたかな?という気もします。好きな野菜はよく食べますが、牧草はあまり食べなくなってきました。そして肉垂は日に日に大きくなっているのが見た目にわかります。

病院Aの先生が次回は私だけの診察でも構わないと仰ってくださったので、連れて行く必要がなさそうだったら動画でも撮ってご相談に行こうと思います。
これからはブンちゃんとお家で一緒に過ごしていきたいです。

 

大好物の梨とドライフルーツ^^