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ブンちゃんの落ちない飛行機

お胸カバーを作ったのもつかの間、ついに腫瘍が重くなりすぎてブンちゃんは歩けなくなってしまいました。
重さで動けない&腫瘍が大きすぎて手が床に付けられないのです。

なので今ブンちゃんの上半身は腫瘍が支えています。横になるのも嫌なようで周りを物で支えられてバランスを保っています。

 

食欲は相変わらず。硬いものは食べられませんが野菜、柔らかい牧草や乾燥した葉っぱ類もOK、ペレットは時間をかけて咀嚼しています。

ただ自主的に食べてくれるのは野菜だけなので他のものは口に運んで食べさせています。

 

ポツポツできていた血豆は合体して今は直径3cmくらいになっています。写真は合体している途中くらい。
でき始めは皮膚が柔らかかったのでてっきり摩擦で出血すると思ったのですが、体重が乗っているせいかだんだん皮膚が厚く、固くなってきました。
今は触っても前ほどは痛がりません。しばらくは出血しなそうかも。。
ひび割れないように保湿は続けています。

 

それより今は左脇腹にボコボコと広がってきたミニ腫瘍が気になります。水風船のようにぷにぷにで血管が巡っています。

ブンちゃんは元々重心が左に乗っているのと位置的に足の爪が当たるせいか擦り傷のような傷ができています。
ちなみに手はここにありますよ。

 

トイレもいけないので4時間置きくらいに圧迫排尿もしています。昼間には盲腸糞(ゆるうんち)も出るので直ぐに対処しないとウンチまみれに。。シモの世話がなかなか大変になってきました。

風呂に入れるのは難しそうなのでなるべく汚れてほしくないなあ。。そんな私の視線を感じてかブンちゃんも午前中は緊張気味?笑

 

喉や顎も膨らんできたので、頭を休めたり呼吸をしやすくするために、一時期首の前にネックピローとタオルを置いて頭を置けるようにしたこともありました。

これはこれでしばらくは呼吸も楽そうにしていたのですが、2~3日で飽きたのか拒否するように^^

 

足が萎えたわけじゃないから身動き取れないのはイヤなのね。全くの寝たきりではないので1メートル四方くらいのマットの上で時々移動して気分転換をしています。

ただ本人も「周りを支えられていないとひっくり返る」という意識はあるみたいでとても慎重です。

 

一度、劇的に食欲が落ちたのでそこからの流れでキノコのサプリはやめてしまいました。

何度もふらつきながら低空飛行を続けているブンちゃん、危なっかしい操縦でもどこまでも飛んで行けるといいね。

 

レーズンが欲しくてちょっと歩いちゃう&鼻水が付いてても可愛いブンちゃん。

ブンちゃんのお胸カバー

先月末に段差が乗り超えられないということでケージの出入口のカスタムをしたばかりなのですが、その2日後くらいにはそこの出入りも困難になって、ブンちゃんは頻繁に外でチッコを済ますようになってしまいました。

結局、ケージの土台を取り払ってフルフラットにしました。

 

そして気になってきたのが胸の膨らみによる充血です。床に擦れて傷になる、というよりは膨らんだ皮膚が薄くなって血管が浮き出て来ている感じです。

もうそんなに動き回っていないので脱毛もたぶん摩擦が原因ではありません。皮膚が急に伸びすぎたからか血流障害かな。

 

とはいえ摩擦も軽減してあげたいので古いTシャツを加工してお胸のカバーを作ってあげました。裁縫嫌いの私のセンスと技術ではこの辺が限界さ。

見た目はアレですがまあまあ機能的かと思います。

 

早速ブンおばあちゃんに試着してもらいました。
なんてキュートなの。。幼稚園児のスモックみたい。。??グレー×グレーが似合いすぎでたまりません。

もっと発狂するかと思いましたが意外と嫌がらなくてラッキー。
動いたり腫瘍が多少大きくなっても伸びてくれるので、ヒモもTシャツ生地で作るのがおすすめです。

 

「こんなの付けてちゃ遊べないよ」って顔してますが動きに支障はないですよ。
むしろ腫瘍の重さで体が振られていたので安定感は感じてくれている様子。

画像ではたすき掛けみたいに付けていますが、首と脇腹でそれぞれ並行に留めたほうが快適そうでした。

 

毛づくろいもできないのでアレレ?って顔してますね。
お胸カバーは食糞がうまくできなかった時の体の汚れ防止になるのもありがたいです。
もう皮膚が薄くて怖すぎて拭けないもん^^;

短時間からでも少しずつ慣れて、これがあったほうが痛くないことに気づいてほしいな。

 

薄くなっている皮膚への対策としてはベビーワセリンで保湿してなるべく皮膚の伸びを良くし、ドルマイシンで化膿予防しています。
ヘパリン類似物質系の保湿剤も考えたのですが皮膚が破れたときに余計に出血してしまうので何も作用のない保湿剤にしました。
ベビーワセリンは普通のワセリンより伸びが良くて、うさぎは特に体温が高いからかよく馴染んで塗りやすいです。

 

お気に入りの和室では諦めモードでひっくり返っています。でもゴロンチョを見るのも久しぶりで嬉しい。

最近は和室のこのポジションでほとんどの時間を過ごしています。
部屋の見晴らしがいいのとエアコンの風が当たって暖かいからかな。保湿してんのに乾燥しちゃうじゃん。笑

 

しかし、このお胸カバーを作ったのは2月3日ですが、残念ながら一週間ほどでサイズアウトしてしまったのでした。。

腫瘍が大きすぎて手が床に付かなくなったのと、動くと息があがってハアハアしてしまうので今はほとんど寝たきり(座りきり)です。
脱毛も更に広がって、血管は血豆のようになってきました。

咀嚼には以前より時間がかかるようになりましたが、食欲はそんなに落ちていませんし気持ちは元気ですよ!
ブンちゃん頑張ってます。

※この写真は3日のです。


ブンちゃんのバリアフリー化

年が開けてお客さんも帰って静かな生活に戻りました。
ブンちゃんの腫瘍は日々すくすく育って、最近は重さに負けて垂れ下がってきました。

以前より首周りはスッキリした反面、皮膚が延びて腫瘍が床に接地したので下側の見えない部分がハゲてきました。

 

一旦横になって寝てしまうと起き上がるのが困難になってしまうので、こうして箱座りでいたいみたいです。

なるべくリラックスできるように見ているときはタオルやマットで挟んで安定させています。

3つ並んでタオル3兄弟だ♪

 

足を崩したところでそれほど楽そうでもなく、喘息みたいなゼーゼーした呼吸になってしまうので苦しそうです。器官が横に引っ張られちゃうのか、圧迫されるのかな。

歩かないし、ほとんどマットの上で過ごしてるお陰で今年はソアホックも悪くなってないし箱座りしててもいいかな。

 

今は寒いのもあってあまり外には出たがりませんが、出てしまえばそこそこ遊びます。

外の空気はやっぱり気持ちがいいよね。

段差の乗降もできなくなったのでウレタンマットのステップをヨッコラショと登り降りしています。

 

邪魔な腫瘍にめげずに時々私の足に抱きついてカクカクしたりもします。まだ子育てするパワーがあるのか、遺伝子残すのに焦って必死なのかな~^^元気なヤツ。

毎年2月になるとカクカクするのでそんな季節になったのでしょう。動画も撮ってますよ。

 

食欲はあって牧草も食べていますが、野菜などの好みが何故かコロコロ変わるので体調は常に変化しているのかもしれません。
早く暖かくなってブンちゃんの好きな雑草が伸びるといいね。

最近はデフォで目が飛び出ててるけど可愛いぞ。

 

お友達の会社の社長さんがブンちゃんの腫瘍の話を聞いて水素発生器を貸して下さいました。見ず知らずのブンちゃんに(笑)ありがとうございます!!
口に当てて吸わせてもいいし患部に当てても効果がある。。?らしい。

一気に病人風味になりますが、とりあえず嫌がらないので使いまくろう。

 

この数日はケージ外でチッコしてしまうことが何度かあったので、ケージの上部の前後をひっくり返して出入りしやすくしました。放し飼いなんだしトイレはちゃんとしてくれよな。。

牧草はオーツヘイと大麦若葉というのが気に入って最近はほとんどその2種類を食べてます。

 

前は食糞ができなくて苦労していましたが最近では盲腸糞が出そうになるとクルクルと回りはじめ、出たのを器用に食べる技を習得しました。手伝ってあげれば踏むこともなく先月よりお尻は汚れなくなりました。
絵面が微妙なので画像は載せませんが。。笑
まだ生きたいんだね、頑張れ!!
来月もこんな感じで近況をお伝えできたら嬉しいです。

 

ブンちゃん、無事に年末を迎える

その後のブンちゃんはだいぶお胸が重そうになってきました。。
でも先月あちこち病院に連れ回していたときよりは食欲は戻ってきました。キノコサプリのお陰かな?
病院に行ってた頃は不安でいっぱいだったけど何とか年を越せそうで、そしてまだ意外と元気なのがありがたい。

暖かい午後には外でも遊んでいますよ。

 

ただ、以前は軟便を残してしまうことなどなかったのですが、今は食糞がうまくいかないのか柔らかいうんちが毎日床に残っています。それを踏んだりして手足や垂れてきた胸の被毛が汚れることも。。

汚れた毛のカットや口が届かないところのブラッシングが欠かせません。

 

忌まわしい腫瘍ですがこれもブンちゃんの一部だし、何より本人も邪魔がりながらもうまく付き合っているようなのでお手入れしてあげてます。

誰もが思うことでしょうが、動物は病気になってもそれを受け入れながら精一杯生きていくので尊敬します。

 

首が圧迫されないようにタオルを枕にしてやるとうまく使ってくれて快適そうです。

今年と言わず、来年の年越しを目指して頑張って楽しく生きていこう。
また1年よろしくね、ブン所長。

 

うさの木を応援して下さる皆様も1年ありがとうございました!
良いお年をお迎え下さい。

来年もよろしくお願いします。

 

ブンちゃん、キノコのサプリを試す

その後のブン所長、通院が続いて疲れたのか数日間はお腹の調子がいまいちでしたが暖かくしてよく寝たので復調しました。ヨーロッパ産の寒さに強いアナウサギとはいえ、高齢者はとっても寒がりです。

胸がつかえて苦しくないように寝るとすかさず首にタオルを差し込んでみる。。気が向くと使ってくれています。

 

寝そべることはできますが横にはみだしたお胸が邪魔そう。腫瘍は左肩からも触れることができるくらいに広がってます。季節的に寒いのもあるかもしれませんが箱座りしていることが多いです。

食欲は少し落ちてきたのか以前の2/3くらい。少しずつしか食べられないようで朝ご飯の野菜を、前は30分で食べきってたところ今は午前中いっぱいかけて食べています。

 

前から多かった野菜を更に少し増やしました。何故か大好きだったニンジンは食べなくなってしまいました。牧草は食べているので硬さの問題ではなく好みが変わったみたいです。
ペレットは5g/日くらいだったのを腫瘍ができてから痩せたので少し増やして、でも後述のオヤツっぽいサプリも増えてしまったので8gくらいに抑えてます。

 

病院を回った結果、何も治療はしないことにしたので、今後は痛みなどが出たら緩和ケアということになるのですが。。まだ諦めるのは早い、ということで腫瘍に対する免疫力をあげる方法はないか試してみることにしました。

もちろん食事に響かない程度にね。

 

私はデンプンを固めた系のサプリは基本アンチなので今までブンちゃんに使ったことがありません。本人が好きでオヤツとしてあげてるならいいと思いますが、健康なうさぎならどのような形のものでもサプリは必要ないですよ。

まずは手軽に買える「ガスピタン」。腸内環境が整っていると免疫力あがるなんて言いますもんね。

 

成分はラクトミンなどの乳酸菌群とセルラーゼ(セルロースを分解する酵素)、ジメチルポリシロキサン(胃腸内の気泡を潰してくれたりするシリコンの一種)。
これはうさの木のお客さんで今のところ最高齢記録を持つアレックスくんが毎日1/4ずつ食べていたので是非その長寿にあやかりたいな~と購入しました。味は普通にヨーグレットで美味しい、ブンちゃんが食べなきゃ私が使う。

 

そして「チカラのちから」というラムネ系サプリ。苦いですが好んで食べるうさぎさんも多いようです。とにかく信者が多くてレビューが凄い、もはやヤバい薬じゃん。
成分は植物プラセンタ、ハナビラタケ、アガロオリゴ糖、還元型コエンザイムQ10。特に斜頸に効果が絶大のようですがソアホックも治り腫瘍も小さくなるらしい。「んな訳あるかい!」と思いつつ迷っていたら娘が買ってくれました。笑

3ヵ月後にブンちゃんの腫瘍が小さくなってたら私が一番ぶっ飛んだレビュー書きますのでお楽しみに。
しかしラムネに慣れていないブンちゃんはいずれも好きではないようで、食べたと思いきや。。ベー(;´д`)1日2粒は難しそうです。

 

 

先日病院Aで頂いた姫松茸サプリも続けています。黒糖入りで甘いですが味に違和感があるのかなかなか飲んでくれず。

試行錯誤の末、大好きなハイペットのチモシースティックを砕いたものに振りかけるとパサパサに乾いて香りが飛んだ頃にようやく食べてくれるようになりました。
成分はヒメマツタケエキス、黒糖、グリセリン。

 

もう一つ、せっかちゃんの里親のT様が勧めて下さった「コルディ」。初めて聞きましたが冬虫夏草のサプリだそうで、先代うさぎさんに腫瘍ができた時に主治医に勧められたそうです。お高いので試しに小さいやつを購入してみました。
成分は冬虫夏草培養物、玄米、有機ゲルマニウム。

 

体重1kgあたり0.1g/日なのでブンちゃんは1カプセル(0.25g)の半分で充分。これとチカラのちから1/2粒くらいなら何とか無理なく続けられそうです。

しかし各々にハナビラタケ・姫松茸・冬虫夏草、とキノコ成分が入っていて、キノコの底しれぬパワーを感じます。毒と薬は紙一重って言うし。

 

ここにきて突然キノコ漬け?の日々を送ることになったブンちゃん。一気に色々始めたので何が効くのか解りませんが結果を楽しみにしばらく続けてみようかな。
最近はくしゃみで鼻水を排出するのが下手になったので、持病の鼻詰まりも悪化中。コップのお湯にミントオイルを垂らして1~2分嗅がせたりしてます。
ミントの香りはうさぎさんは割と好きですが1滴入れれば充分ですよ。

 

胸の被毛も皮膚の膨張に負けて割れてきましたが至って元気そうです。

庭で変な草を食べるブンちゃん。家の野菜は食が進まなくても、庭の怪しい雑草や枯れ葉はよく食べてます。外の空気の中で食べるご飯の方がおいしいんでしょうね。でもそれって食べていいヤツなのかい?

いずれにしろ、美味しいものを食べてよく寝て楽しく過ごすのが一番の免疫力を上げるサプリです。来年もずっとこの状態をキープできるように毎日を楽しみながら頑張ろうね。


ブンちゃんのセカンドオピニオン

ブン所長の腫瘍について、先日行った病院Aとは別の病院Bにセカンドオピニオンに行ってきました。

どちらもうさぎ診療では有名な病院です。病院Aは長年通っているかかりつけ医で、診断や処置も的確な先生でとても信頼しています。病気のデパートだったダルくんや、胃拡張になった雪花ちゃんの命も救って頂きました。

 

病院Bは少し遠くてブンちゃんは初めて診察を受けますが、以前桃太郎くんを何度か連れて行っていたことがあったので院長先生とは面識があり、頼もしくお話がしやすかったので決めました。シャイニーちゃんも7歳のときにこちらの病院で子宮がんの手術をしたのち13歳の長寿を全うしました。

ちなみに桃太郎くんも来月には13歳、白内障が進んでいるそうですがとても元気です。

 

シャイニーちゃんは10月に13歳3ヵ月でご家族の見守る中で息を引き取ったそうです。
可愛いシャイニーちゃんは長期にお預かりしたこともあり、他のお客さん達にも人気者でした。

 

病院Bでは、先日のブログにも載せたX線の画像や9月から11月の胸の見た目の変化の動画、毎年の健康診断での血液検査の結果などを持って行ったので簡単な触診だけで診察は終わりました。
セカンドオピニオンであることもお伝えして、私が後々後悔しないように、サプリ以外にも他になにかできることがあればそれも検討してお話を伺いたいとお伝えしました。

 

先生は、恐らく線維肉腫だろう、手術自体はできるし取りきれる確率は7~8割くらい。(2~3割は取り残す)
ただやはり予後は衰弱するだろうし少しでも残っていればすぐ再発する。肺が汚い(病院Aでも言われた)のでもしかしたら転移かもしれない。
手術を希望するのなら改めて血液検査やCTで細かい位置を調べて手術の適応か判断するとのことで病院Aと同じような見解でした。

 

先生は手術には自信がありそうでしたがやっぱり年齢がネックだと、「本人も今のところ痛くないみたいだし、美味しいもの食べてこのまま過ごしてもいいんじゃないか」と仰って下さいました。

放射線治療もあるようですが週に1~2回通院して計7~10回程度、毎回全身麻酔しなくてはいけないようでこれは選択肢からは除外。。しかも完治はしないし、がん細胞によってはあまり効果が出ないとのことでした。

 

もしこのまま治療をしなかった場合は、今後は多分下に大きくなってくるので床に引きずって擦れたり、肉割れ(セルライトみたいなヤツ)したり、神経を圧迫すると痛みが出るかもしれないので飲み薬や注射で対症療法する。

気管を巻き込んで(気管の周囲を覆って)いなければ息苦しくはならない。X線画像を見たところでは今は気管が横によけている形なので大丈夫ではないか。徐々に食欲が落ちたり腫瘍に栄養を取られるので痩せてくるだろう、とやはり病院Aの先生とほぼ同様のお話でした。こちらでも検討しますとお伝えして帰ってきました。

 

ブンちゃんには私のエゴで慣れない遠出をさせてしまいましたけどいい子に頑張ってくれたし、私は気が済んだのでやはり行って良かったです。
病院Aでの診察以降、今回は行く前から手術には消極的になっていました。術後に病院で一人で逝かせてしまうのだけは避けたかったので。。でも迷いやモヤモヤが消えて気持ちが落ち着きました。

 

今回は検査もなく、5分くらいキャリーから出されて触診しただけなので、ブンちゃんは帰ったらちょっと怒ってたけどすぐご飯も食べてました。

ネックピローはおしりが安定するのが気に入ったようでこっち向きで愛用するようになりました。

 

毎朝張り切って外に飛び出していくブンちゃん。
この姿を見ると「まだ痛かったりはしないんだな」と安心します。まだまだお外遊び楽しんでね。

後半は工事の音がうるさいので音量注意!ブンちゃんも驚いているじゃないか~もう!

 

最近少し食欲が落ちたかな?という気もします。好きな野菜はよく食べますが、牧草はあまり食べなくなってきました。そして肉垂は日に日に大きくなっているのが見た目にわかります。

病院Aの先生が次回は私だけの診察でも構わないと仰ってくださったので、連れて行く必要がなさそうだったら動画でも撮ってご相談に行こうと思います。
これからはブンちゃんとお家で一緒に過ごしていきたいです。

 

大好物の梨とドライフルーツ^^

ブンちゃん腫瘍ができる

久々ブン所長です。保護されてから10年が経ちました。今まではよく食べるしほぼ病気知らずの孝行娘。私が油断していたのです。

1ヵ月前くらいから胸の肉垂が大きくなってきたのが少し気になっていました。加齢で垂れているのかな?と思っていたのですが、どんどん大きくなっているように見え、数日前に触ってみると内部に固いしこりがありました。

 


もっと早く気づいてあげればよかったのですがあまり胸を揉むことがなかった。。
言い訳になりますが胸はうさぎが触られて嫌がる場所なのです。
抱っこするときも脇の下に手を入れてしまうので完全に盲点でした。慌てて翌日に病院に行きました。

 


結果は肉腫、いわゆる悪性腫瘍だろうということでした。
左の写真が今年の3月、右が今回の写真。誰が見てもわかるくらい、半年、いやここ数ヵ月で劇的に大きくなっています。
すでに4.6×3.7cm。何で気づかなかったの、悔やみきれない。。

 


組織検査をしたわけではないのですが、脂肪腫であればもっと中で動くはずだし丸っこい。
ブンちゃんのはガッチリ胸の組織に張り付いていて形もデコボコしています。
位置的に膿瘍の可能性も低そうだと言われました。
すでにかなり大きいし、頸動脈や気管も近いので手術しても取り切れないだろう。取り切れないとまたすぐに大きくなってしまうし、年齢的にも11歳くらいとハイリスク。もし希望があれば手術するけど予後も良くないだろうというお話でした。

 

動画の前半が9月14日、後半が11月12日です。2ヵ月で急に膨らんでいます。
後半ではチッコしてて可愛い。



手術の件はとりあえず検討することにして、この日は姫松茸のサプリとやらを頂いて帰りました。

帰ってきて呑気に牧草を食べるブンちゃん。レントゲン撮られただけなのであまり落ち込んでいません。

 


外にも出て気分転換、毎日の日課だもんね。
まだ食欲はあり一番刈り牧草も食べられて、腫瘍は本人にとってはまだちょっと毛づくろいの邪魔になるくらいにしか思っていないようです。

サクサクした落ち葉が美味しいのかな、何でも食べてね。

 


顎を乗せると楽かと思って定番のネックピローも出してあげました。
使っているように見えるけど全然使っていない。笑
そのうち良さがわかって使ってくれるといいな。

 


胸からの圧で少し眼が飛び出してみえます。
腫瘍の大きくなるスピードが早いので今後の進行が心配ですが、残された時間をブンちゃんがなるべく苦しまないで楽しく過ごせるようにしてあげたいです。

本当にゴメンね、ブンちゃん。

 


何かできることがあればアドバイス頂けるとありがたいです。

飼い主さん、うさぎさんが嫌がっても胸は時々揉んであげて下さいね!

 

元気そうに走る今日のブンちゃん。楽しいことたくさん増やそうね。

ブン所長の原因不明のクシャミと涙

本格的に寒くなってきましたがうさぎの皆さん体調はいかがでしょうか。
そろそろ夜は暖房入れてもらって下さいね。

ブン所長は私が約8年前に引き取ってからほぼ病気知らずで過ごしてきましたが、今年の夏は珍しく通院が続いておりました。

◎6月頃から~
呼吸時に鼻が詰まったような音を出すようになり時々クシャミをするようになってきました。
ただうさぎは高齢になると、寝ている時などにいびきのように鼻を鳴らす音が大きくなる子は多いので「所長ももう9歳くらいなので歳のせいかな?」とその時はあまり気にしませんでした。
ところが8月の後半になってくるとクシャミがかなり頻回になり発作のように激しくなってきました。

 


◎8月末~
これは何かの病気だと思い、病院へ。この時はてっきりパスツレラの感染で出たスナッフル症状だと思っていました。
診察を受けたところ鼻水は無色透明なので感染症なのかなあ??というお話になりましたが他に異常もないのでとりあえず抗生物質を頂きしばらく内服してみようということになりました。

先代のウサも8歳くらいの時にスナッフルの症状が出ましたが、抗生物質を使って数日で治まったのですぐに良くなると期待しました。
しかし今回は何日経っても全く症状が変わらず。。
他に考えられるのはダニか。。もしや歯根のトラブルか。。?

所長はフケは出ていませんが背中を見てみるとハゲがありますし、歯ぎしりも多いような。。こうなってくると全てが疑わしくなってきます。
ただ所長は5年位前にも歯ぎしりが多すぎて受診したら何でもなかったというもともと歯ぎしり多めのうさぎ、しかも撫でられて爆睡するとヨダレも垂らすので歯のトラブルと紛らわしい。。

歯に関しては毎回口内を見てもらって問題ないと言われているし牧草もよく食べているし、クシャミ発作が出た時は鼻の周りをビシャビシャにして落ち込んでいますが食欲や元気はあるので違うのかな。

被毛の検査ではダニは居ませんでしたが、一応ダニも疑いレボリューションも試してみましたがそれでも変化なし。。
背中の脱毛に関してはケガや注射の跡などでハゲが残ってしまったのでは、とのことでした。


◎9月初旬~
9月に入り抗生物質も無くなった頃、相変わらず日々のクシャミ発作は続いていましたが、今度は左目から涙が溢れてくるようになってしまいました。
鼻詰まりに涙とかなり痛々しい状態に。

再び病院へ。やはり異常所見はなかったのですが、もしかしたら家にある牧草の粉や敷物の繊維など物理的な刺激によるものではないかとのことでした。あるいは何かのアレルギー??
リンデロンという目薬をもらいしばらく点鼻&点眼して様子を見ることになりました。リンデロンは目にも鼻にも差せるんですね。

原因物質について色々考えましたが、今年新しく導入した敷物や繊維製品などはないし牧草もいつも買っているところのもの。

気になったのは今年はコロナのせいでお客さんが少なかったので春先に買った牧草がなかなか消費されなかったことです。
もしかしたら古くなって質の落ちた牧草が悪さしているのかもしれません。
丁度そろそろ新刈りチモシーが出る頃なので思い切って古い牧草を破棄して新刈りと入れ替えてみました。
う~ん、牧草はよく食べるようになったけど症状は変わらず。。笑

つまりは本当に歯は悪くないんだなと思いました。既にクシャミの症状が出はじめてから数ヵ月経ってるので歯が悪ければ顔のどこかが腫れてきたり目が飛び出したり食欲が落ちたりするはず。。
感染症であれば1週間も放置したら黄色い鼻水も出るし鼻の周辺がカピカピになったりするそうなのでそれも違うようです。

リンデロンは使い始めてから2~3日は症状が改善したのですがまた元通りに。。


◎9月中旬~
再度受診して鼻涙管洗浄をしてもらいました。かなり汚れが取れましたがそれでもダメ。
娘が心配して「ダニ取りシート」なるものをくれたのでそれもマットの下に設置してみました。
しかしこの頃になると私の中で新たに疑わしい物が浮上してきました。

もしかしたらこれじゃない。。?
ワンプッシュ殺虫剤、メチャメチャ効くので昨年から徐々に使い始めたのですが今年は予防的に毎日のように使っていました。

成分は「トランスフルトリン」と言うもので殺虫剤全般によく使われているピレスロイド系(スプレー・ベープリキッド・蚊取り線香・衣類の防虫剤など)の成分です。哺乳類には安全らしく、今までこれらの殺虫剤を使って症状が出たことはなかったのですが、トランスフルトリンは哺乳類でも過剰に吸入するとクシャミを誘発するらしい。(ピレスロイドで調べると安全って書いてあるのにぃ。。)

ベープリキッド(メトフルトリン)などはずっと使いっぱなしでも平気でしたがこれは少量で長時間効果が続くんだからそこそこ毒性が強いのかもですね。

これで確定ではないですけど9月に入ってからはほぼ使っていないので良くなってくるはず。。


◎9月下旬~
涙は徐々に引いてきて、目の周りがキレイになりました。クシャミはまだ出るものの、鼻の周りの毛のビシャビシャと鼻水焼けの赤みは解消されたので状態は良くなっているはず。

まだ壁に染み付いていると思われますし、症状の進行も遅かったので治るのもきっとゆっくりでしょう。

 

そして現在のブン所長。クシャミはまだ出ますが発作の起きない日も出てきました。目は完治しています。

本当にこの殺虫剤のせいなのか。。確信はないですけど哺乳類でも神経症状など体に影響が出るのは間違いないので来年使う時は気をつけて下さい。

自戒もこめて。。