うさの木には慣れっこなのですぐ部屋んぽしてくれます。
ら「もう何回も来てるからね」
ら「スィスィーッ!」
どうやららんまるくんはフローリングが苦手なようです。
らんまるくんはいつも2匹のワンコのお姉ちゃんたちと一緒に散歩しているので大きいシナモンくんでも怖がらないのです。
ら「まずはオレのターンね。シート掘り返し攻撃、シャカシャカ!」
シナモンくんも自分のターンでは負けずにシャカシャカ。
誰にでも付き合いのいいシナモンくんです。
楽しんでくれたかな。
そしてこちらも久々のルーキャスくん。元寺っ子「つかさくん」です。
ルーキャスくんと、つい先日泊まりに来てくれたなみだちゃんは親戚同士です。
顔も体つきもそっくり。
どちらも赤ちゃんのときに保護されたので多頭飼育崩壊の悲惨な現場を知らないゆとりちゃんたち。
ル「でもなんだか懐かしい匂いがするぞ」
ル「お姉ちゃんか、いとこか、おばさん(失礼)か。。今回は会えなくて残念だけど、元気にしているならまあいっか!」
寺っ子の割にイケイケな性格のルーキャスくん。
すぐに場に慣れてシナモンくんにも絡みに行きます。
ル「オレのこのキリッとした目ヂカラでシナモンくんを震え上がらせるぜ」
ル「ただ正面顔がだいぶ情けないのが不本意だな」
(シナモンくんにはこっちが見えていたハズ。。)
やる気のなさそうなくねくねジャンプ。
そしてなみだちゃんの弟分のとらのすけくん、うさの木に来るのは初めてです。
元は「トニーくん」というお名前でした。
とらのすけくんはなみだお姉ちゃんが一緒だとすぐに出てくるのですが、一人の時は慎重にケージを出たり入ったりしながら行動半径をひろげます。
と「オレはお姉ちゃんと遊んでるのが一番楽しいんだ」(コラコラ)
な「またこれか。。」
なみだちゃんも付き合ってあげて偉いね。
お姉ちゃんがケージに入ってしまうと、自分も部屋んぽを切り上げてケージでゴロゴロしているとらのすけくん。世話が焼ける可愛い弟くん。でもあまりなみだちゃんを困らせないでね^^
それぞれソロ活動の時は大人しめです。
なみだちゃんの里親様はその後新たに、だるまうさぎレスキュー別館から「とらのすけくん」をお迎えして今は2人仲良く暮らしています。
以前からビビリのなみだちゃんですがうさの木は覚えているようでケージから出るのは抵抗がないみたい。ボリュームたっぷりなナイスバディです。
今回なみだちゃんが紅一点の女の子なのでみんな大注目。
すっかりモテ子になっていますが本人は萎縮気味。
そんな控えめな性格のなみだちゃん、同居人のとらのすけくんには面倒見のいいお姉ちゃんぶりを発揮しています。緊張して出られないとらのすけくんを誘い出しに行ってあげたり、
とらのすけくんもそんななみだちゃんが大好き。
な「さすがに連れションはイヤ~!」
な「ムギュ~ッ」
とらのすけくんには何をされても怒らない優しいお姉ちゃんなのです。
さすがにずっと一緒だとなみだちゃんはストレスなようです^^;
ニュースでご存知の方も多いと思いますが、8月に都内にある猫カフェで猫パルボウイルス感染症(猫汎白血球減少症)が蔓延し数匹のネコが犠牲になりました。
店からの公式発表と営業停止までに時間がかかったことから、その間に店を訪れたお客さんの多くが感染猫と接触してしまい、猫飼いさんや猫カフェ界隈では大問題になりました。
でもやはり感染するのが猫だけなためか、ニュースにはなったものの1ヵ月も経たないうちに店は営業再開し、問題は大方収束してしまった感じです。
ワクチン接種をして適切に猫を飼っている方が多いお陰で感染も広がらなかったのでしょう。
もちろんカフェの猫たちも全員ワクチンを打っていたようですがパルボの感染は100%予防できるわけではなく、子猫などで接種時期によってはうまく抗体ができないこともあるのです。
今HPを見ると該当の店のスタッフは全員今年生まれの子猫なので、8月以前も子猫カフェ状態だったなら不幸にもワクチン効果が得られなかった子が亡くなったのでしょうか。
感染した猫は回復した後もしばらくはウイルスを排出し、体外に出たウイルスは6ヵ月~2年は感染力が持続するそうなので、運良く生き延びたスタッフ猫ちゃんたちもしばらくは油断できません。今いる店のスタッフ(新入社員?)は健康に過ごせますように。
パルボウイルスはうさぎには感染しないので私はパルボに関してはほとんど無知だったのですが、調べてみると発症から死亡までの症状の進行の速さやウイルスの感染力の強さが尋常じゃなく、しかもアルコールや熱湯消毒が効かないという厄介なウイルスのようです。
猫カフェや多頭飼育でパルボが発生した場合の最低限の対応ガイドラインやマニュアルみたいのはないのでしょうか。
今年の7月に山梨にあるCat Room ねこりばという里親募集もしている猫カフェでもパルボが発生したそうですが、そのカフェのオーナー様及びスタッフの対応が素晴らしく、記事を読んで感動してしまいました。マニュアルにしてもいいくらいな気がします。
「命を落とした猫はゼロ!「Cat Room ねこりば」に学ぶ”パルボウイルス感染症対策”」
こんな愛と情熱に溢れた人間たちにお世話されるカフェの猫ちゃんたちは幸せでしょう。猫カフェもピンキリです。
うさぎの感染症でよく知られているのはスナッフル(鼻炎)とEz症(エンセファリトゾーン症・斜頸などの脳の障害を起こす)です。一応人間にも感染すると言われてはいますが症例は見当たらないのでよほど抵抗力の落ちた人じゃなければ大丈夫だと思います。
スナッフルの代表的な原因の「パスツレラ」という菌は哺乳類・鳥類の多くが常在菌として持っているので動物と接触する上では避けられません。Ez症の原因のエンセファリトゾーン・カニキュリという原虫(最近は真菌という説あり。それでも駆虫薬のフェンベンダゾールは有効なのかな?)もうさぎの何割かはキャリアと言われており、これも気を使いながら接触するしかありません。
もちろん罹患した子は隔離し、お世話の後ではまめに消毒したりと気は使いますが、Ezでも体外に出て感染力が持続するのは1ヵ月程なのでパルボほど長期間気にしなくてもOKです。
Ez症のワクチンができるとうさぎ飼いとしてはとても嬉しいですねえ。
パルボは違いますが、今年の動物取扱研修が人獣共通感染症についてでした。これから研修を受ける方もいると思いますが、講義の先生のパワポ資料がてんこ盛りでしたので少しまとめてみました。
もちろんこれで全部ではなく、割と日本で身近なものだけです。
「猫に引っかかれたらミミズ腫れが!」といった軽症なものから、発症したら必ず死亡するものまで様々です。
予防としてはベタですが、動物と接触後の手洗いやお世話するときのマスク着用など、菌に関しては常在菌や弱毒微生物の日和見感染が多いので免疫力が落ちたときや老人・幼児などはあまり接触しないようにといったことでしょうか。
でもこれだけ災害・水害の多い日本で感染症が蔓延しないので、一般に公衆衛生の知識が浸透しているのですね。
参考資料(HP)
NIID国立感染症研究所 感染症の話
パルボウイルスwiki
【猫カフェ】mochaのパルボ騒動について