早々と梅雨明けしたせいで本格的に夏っぽくなりました。このまま3ヵ月近く暑いのかと思うとうさぎも人間もうんざりです。
ブン所長は今年は6月に入ってから少し遅めの換毛が始まりました。
その後、換毛している途中に更に次の換毛が始まってしまったので、今回は今までで一番抜け毛の量が凄かったです。
所長は普段はあまりブラッシングなどしないのですが6月中はほぼ毎日。
今はお尻に少し毛が残っているくらいで大分落ち着きました。
1回目の換毛が腰まで進んだ状態①で、脇腹から2回目の換毛が始まっています②。
色の濃い部分は新しく生えた毛、毛先が薄いのが古い毛です。アグーチ系のうさぎの毛はなぜか生えたばかりの時は濃い色をしていて、伸びてくるとだんだん薄くなっていくので換毛のプロセスが解りやすくなっています。
あまりの激しい換毛のせいでウエストにくびれができたセクシー所長。
うさぎさんは高齢になるにつれ換毛が激しくなる気がします。人間のように加齢で抜け毛の方が多くなってくるというのもあるでしょうし、だんだん毛づくろいが雑になって抜け毛の手入れが間に合わなくなるのかもしれません。
実際歳をとると被毛が減って薄毛になるので若いときよりは暑さに強い反面、寒がりになってきます。
10歳くらいになったらTシャツ+トレーナーくらいの体感じゃないかな。(主観的ですが^^)
それにしても今回はやけに激しいので病気じゃないかと心配になってしまいました。
うさぎが脱毛する病気としては
◎寄生虫(ダニ)
◎ビタミン欠乏症
◎皮膚糸状菌症
◎皮脂腺炎
◎皮膚リンパ腫
◎ホルモン疾患(未避妊のメスの巣作り目的の毛むしりだけでなく、未去勢のオスも強皮症様症状がでて脱毛することがあり去勢手術で治るらしい)
こちらはストレスで脱毛していた頃の所長。
所長は痒がっている様子はないしフケもなし、皮膚が炎症している様子もなし、腫瘍らしきものも見当たりません。
ホルモン疾患は未去勢・未避妊の子の話なので避妊済みのブン所長はクリア。
ビタミン欠乏症に関しては見た目では解りませんが。。
換毛中は普段よりタンパク質を多めにとったほうがいいと言われていますが、所長は換毛し始めてから食欲が旺盛で、ここ数年はオーツヘイばかり食べてあまり手を付けなかったチモシー1番刈りもよく食べるようになりました。
ビタミン欠乏はしてないんじゃないかな?
牧草はお腹の中の微生物により発酵して、うさぎさんはそこで増えた微生物やその生産物からタンパク質やビタミンを摂取していますから牧草をたくさん食べればタンパク質・ビタミン補給になるのです。
野菜だとアシタバ・しそ・パセリ・ブロッコリーなどがタンパク質多めですよ。
生野菜を食べると酵素の働きでタンパク質の吸収率が良くなり野菜から摂れる水分は毛球症の予防にもなります。
パパイヤ・パイナップル・マンゴーなどの南国系フルーツもタンパク質分解酵素が多いことで知られています。
干したフルーツもいいですが、お腹の中で水分を持っていかれますので消化酵素や毛球症予防の効果を期待するなら生のフルーツをおすすめします。どうしても必要なものではないし糖分が多いのでうさぎさんの体調と相談して少量をあげるようにして下さい。
所長は「キウイはオヤツじゃなくて毛球症予防のために食べているのだ」と言い張っています。
参考資料(HP)
Medirabbit:Case report: Bilateral symmetrical alopecia in an unaltered rabbit
Medirabbit:Hair loss (alopecia) in rabbits
お菓子のビニール袋を追いかけて荒ぶるブン所長。