さて、昨年の5月からステイ中のシナモンくん、この1年近く体調も崩さずいつも元気いっぱいだったのですがここに来て脱毛に悩んでいます。
2週間ほどまえから気になりはじめたのですが両方の足の付根のところが脱毛している、というより毛がゴワゴワして絡まっている状態になってしまいました。
最初に見つけたときは、食べたあとすぐに毛づくろいしたからベタベタしたのかな、と思ったのですがその後じわじわと広がっていき擦り切れたような赤みが出てきました。湿疹や腫れなどの皮膚症状はありませんが心配です。
ママさんに連絡して水曜日に動物病院に行ってきました。
全身状態はとても良く、私は歯のトラブルからヨダレが出てかぶれているのでは、と少し心配だったのですが歯の状態も良いとのこと。
皮膚の脱毛の原因として考えられるのは
・ダニ、ノミなど
・真菌(カビ)によるもの
・その他心因性の原因など
見た目には何が原因が原因か解らないのでこの時期増えているというダニ、ノミの検査をしていただきました。
全身の数ヵ所の毛の根本をセロテープでペタペタ粘着したもの顕微鏡で見てもらいましたが今日見た限りでは何も居ませんでした。ダニやノミであれば主にうなじや背中の辺りにフケが出るのでちょっと違うかなという先生の見解。
ただこの時期はダニ感染の患者さんが増えているらしく、牧草などにも付いていることがあるので予防のためにも背中に外用薬の投与(レボリューション)をして頂きました。
もしこれで良くならないようなら真菌の可能性もありますが、真菌は通常痒くなったりしないのでこんなに脱毛するまで舐めてしまうことは考えにくいそうです。
しかも真菌の検査は菌を培養するため2週間ほどかかるそうなのでとりあえずこれは保留に。
それでもなければ心因性のストレスなどですが私はこれが一番可能性として高い気がしました。
1年はウサギにすれば7年ほどの長期間なので預かり宅での不安定な生活はやはりストレスになっているのではないかな。
ブン所長もうちに来るまでは自分で毛を抜いてしまってボサボサだったし。
お家に帰ってママさんとの暮らしが落ち着けば治るのではないかと思います。
とりあえずこれ以上舐めて赤みが悪化しないようクリアケースでエリザベスカラーを作り、ゲンタシンをぬりぬり。でもカラーもストレスになってしまうので1日で外しました。
しかも普段からたくさん食べるシナモンくんは思った以上に盲腸糞が多く、サークルも足も汚れてしまうので長期の装着は難しそうです。そして盲腸糞が食べられないせいでたった1日で痩せてしまいました^^;
おかげで赤みは引きましたが。。。このまま舐めないといいな。
シナモンくんには不便な思いをさせて申し訳ないけどもう少しだから頑張ってね。
そして日曜日には久々にママさんが会いに来てくれました。
早速飛びつくシナモンくん、元気は余っているのです。
シ「ママさん、久々やんけ!」
マ「まあ慌てなさんなって」
シ「おうっ相変わらずママはクールっすね」
2月に5歳になったのでお誕生日プレゼントのオヤツをもらって
可愛らしくぬいぐるみ抱っこ。
シ「今まで5年間黙ってたけど実は抱っこは嫌いなんだぜ」
シ「オレは本当は攻める側のウサギなのさ」
と言いながらもママさんに耳つぼマッサージされて動けなくなる受け身ぶり。
すっかりとろけたシナモンくん、帰るまでに脱毛治したいね。
たっぷりスキンシップ。