今年も残すところ3週間をきりました。
寒さも急に厳しくなったので年末にかけてうさぎさんたちの体調管理も気をつけて下さいね。
今年もうさの木はたくさんのうさぎさんたちにお泊りに来てもらい賑やかな1年を過ごしました。
ただやはり寿命が短いうさぎさん、寂しいことにお客さんの中の何名かはお月様に旅立ってしまいました。
先日来てくれた梓弓ちゃんの先代の佐羽ちゃんは6月に来てくれた後すぐに肺がんが発覚し、自宅の酸素室で治療をしたのですが翌月の7月になくなってしまいました。
3年前に里子として引き取ったK様が避妊手術して下さった時には既に高齢な上に子宮ガンになってしまっていました。その時は転移はないと言われたそうですがその2年後に肺ガンを発症してしまいました。
6月のお泊りではいつもに増して大人しかったですが、呼吸が苦しそうな様子はなかったのに。。
里子に出るまでの長期間ケージに入れっぱなしの状態で飼われていた佐羽ちゃんは引き取られたときはとんでもない肥満児だったのですが、K様の食事管理のおかげで牧草中心の健康的な食生活に改善し、また減量したのでよく運動もできるようになり、短いながらとても充実した幸せな兎生が送れたのではないかと思います。
そして3月に来てくれたアレックスくん。
お泊り中も眼振や体の回転などのEzの症状が出ていて大変そうでしたが、食欲はありご飯も牧草もよく食べて、強制給餌の最中には気に入らなくてホリホリしたりとまだまだ気力は充分といった感じでした。
晩年もお友達とラビットランに行ったりママさんパパさんと一緒に旅行をしたりと活動的なアレックスくん。お泊りの後、お家に帰って間もなく14年半の長い生涯を終えてお月様の住人になりました。もう会えないのは悲しいですが、アレックスくんが長生きしたことと素晴らしいご家族に最期まで大切にされたことを嬉しく思います。
そして7月に来てくれた12歳半の月くん。最近は来るたびに少しずつ足どりが頼りなくなってはいましたが、いつも食欲旺盛で一日中牧草ムシャムシャ、女の子を見ると張り切って匂いをつけまくる超元気おじいちゃん。ちょっとセイウチっぽいひょうきんな顔もチャーミングでした。
ママのS様は保護団体の預かりボランティアをしていて長い間女の子うさぎを預かっていたのですが今年になってその子の里親様が決まり、月くん1人になってから老けてしまったとおっしゃっていました。12歳半までピンピンしていた月くんにとっての大きな活力源が無くなってしまったのかもしれません。でも誰とでも仲良くするコミュ力の高い月くんなので虹の橋でも若い子たちと楽しくやっていることでしょう。
みんな寂しいけどしばらくは虹の橋でママさんパパさんを待っていてね。
(掲載したのは皆さんが最初に来てくれたときの写真です。)